本当に“五十三”であってる?知ったかぶると恥をかく「東海道」
有名中学入試問題で発見する「江戸時代の日本」⑤南山中学校女子部
■歌川広重はアレンジがお好き
「東海道五十三次」の絵で一躍有名となった歌川広重。彼は「日本初のあるもの」を勝手に石から木に描き替えていますが、それはいったい何でしょう?
答えは「石橋」です。その場所は「三条大橋」!
建築者は豊臣秀吉で、日本で初めての石橋だといわれています。
しかしなぜか広重は三条大橋を「木製の橋」にしてしまっているのです。
広重は他にも幾つか、東海道の絵で「あれ?」というものを描いています。無いはずのものが描き加えられていたり、その天気にはならないはずなのになっていたりとか…。広重流アレンジと言えばそれまでですが、ま、それはそれで楽しみましょう。