上原浩治に聞く Q.19 監督やコーチなどの評価が気になって不安を覚えるようなことはありますか? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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上原浩治に聞く Q.19 監督やコーチなどの評価が気になって不安を覚えるようなことはありますか?

周りの目が気になる、評価が気になる……多くの人が持つ悩みに上原投手はどう思う?

「松井秀喜」にみるスターの資質

上原投手も積み重ねてきた「姿勢」が評価を確固たるものにしてきた

――ちゃらんぽらんにしていないこと。

評価ってそういうものだと思います。

例えば松井(秀喜)さんを見ていればそれはすごく分かる。ジャイアンツ、ヤンキースという名門チームでプレーして、あれだけの実績を残しているのにもかかわらず、メディアに対してものすごくしっかりとした対応ができる。もちろん練習の取り組みは言わずもがなで、とにかくすごいものがあります。

僕はそういう松井さんの姿や、反対に実力はあるのにちゃらんぽらんな人というのを見てきて、評価される人って松井さんみたいな人なんだな、と思った。松井さんが監督やコーチから絶対的に信頼されるのって、そういうことを毎年、毎年ずっと積み重ねてきたからだと思います。

――なるほど……。シンプルですけどとても難しいことでもありますね。

すごく難しいことだけど、評価というものは姿勢の積み重ねなんじゃないかな。いま、野球界はスター不在って言われる時代ですけど、実力のある選手はたくさんいるわけですから、もう少し姿勢とか、そういうものにも敏感になってほしいという気持ちはありますね。


明日の第二十回の質問は「Q.20 日本球界、スター選手は現れるでしょうか?」です!


 

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上原 浩治

うえはら こうじ

1975年4月3日生まれ。東海大仰星高校時代は、外野手兼控え投手。1年の浪人後、大阪体育大学に入学し、当時敵なしといわれたキューバ打線を封じ込めるなど投手として注目を集める。1998年にドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。1年目から20勝4敗の好成績を残し、新人王と沢村賞をはじめ最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率などタイトルを総なめにする。以降、怪我などもありながらジャイアンツのエースとして活躍。2009年に海外FA権を行使しボルチモア・オリオールズに入団。さまざまなポジションを渡り歩きながら着実に実績を重ね、2013年にはテキサス・レンジャーズからボストン・レッドソックスに移籍。シーズン途中からクローザーとなり、リーグチャンピオンシリーズMVPを獲得するなどワールドシリーズチャンピオンに貢献した。現在もボストン・レッドソックスに欠かせない投手として活躍する。



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