関係者の話をまとめた<ユニバーサル・スタジオ・ジャパン>の今さら聞けない攻略法
―乗り物に乗るときに知っておくと便利な情報
USJを100倍楽しめる、今さら聞けない話②
今さら聞けない&こぼれ話 《乗り物編》
【パパとママが交代でライドを利用できるチャイルドスィッチのお話】
絶叫系アトラクションを楽しみたいのにお子さんがいるから乗れないとあきらめかけているパパやママに朗報です。チャイルドスイッチはアトラクション利用できないお子さんがいる場合に、同伴者が2人いれば使えます。例えば、上のお子さんは普通にアトラクション利用ができても、下のお子さんが身長制限などで利用できない場合、まずパパと上のお子さんがアトラクションを利用します。その間、ママと下のお子さんは専用スペースで待機しましょう。パパたちが戻ってきたら、交代すればOK。
チャイルドスイッチ利用の場合は、並ぶ前に近くのクルーへ声をかけ、使いたい旨を伝えてください。もし小さなお子さんなどで長時間の行列待ちが難しい場合も、ぜひクルーに相談してみてください。
【怪我や体調がすぐれない場合は救護室・ファーストエイドへ】
乗り物や3D酔いなどをおこしたら我慢せず、近くのクルーに声をかけて、ファーストエイドと呼ばれる救護室へ向かいましょう。海外の友人が利用した際は、紙に体調不良の理由と国籍および同伴者の連絡先を書かされました。記載が本人ではない理由はベッドで休める時間に制限があるため。それを超えないように迎えに来てという意味なんだそうです。ところでクルー専用口のゲートがあるJR桜島駅側のファーストエイドはスタジオガイドに掲載されていません。緊急事態が発生されたエリアに応じて、搬送先のファーストエイドが決められるようなので、運ばれたらレアかもしれません。すいているからといって、ライド系のアトラクションをハシゴしたり、連続して乗ったりするのは避けましょうね。
【ライドに持ち込めない手荷物はロッカーへ!お土産は宅配が楽】
手荷物が持ち込めない絶叫系のライドにはリターン式のコインロッカーが併設されています。しかし、預けられるのは一時的で置きっぱなしにすることができないため、身軽な状態で行動したほうが良さそうです。
ユニバの外であれば、ユニバーサルシティ駅にコインロッカーは多数ありますが、繁忙期だとほぼ埋まっているので、あまりおススメできません。ユニバのなかはユニバーサル・ワンダーランド内にある出し入れ自由なロッカーがイチ押し。あと、お土産は持ち歩かず、サクッと宅配しちゃいましょう。
ホームデリバリーサービスはスタジオギフト・イーストで利用できます。または、ザ・パークフロントホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにある「ローソン」などでも宅配を受け付けています。
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USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)令和完全攻略法
著者 てらこ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下ユニバ)を攻略するということは、人生最大の謎解きゲームに挑戦するのと同じ。謎を解くにはカギ、ヒントが必要になりますが、本書は大いにその手助けになることでしょう! 攻略のカギ、裏ワザがところどころに隠されていますので、探してみてください。
本書の最大の特徴は多くが、英語、中国語のセミ「マルチリンガル」表記になっていること。海外の友人たちにも本書のマップを見せて、指差し案内できるような構成になっています。
またユニバには海外のお客さん以外にも、小さなお子さんから年配の方まで、幅広い層のゲストが訪れています。
わかりにくいことをスマホやタブレットで調べるのではなく、本書をパラパラっと開いて、必要な情報にたどり着けるよう、エリア、アトラクション、ショップ&レストラン、および大阪や周辺情報と、カテゴリー別にわけて詳細に掲載しています。
この詳しさと情報量は、公式のガイドブックでさえも「真っ青になる」かもしれません!
本書の唯一無比の自慢である「巻末のお役立ちマップ」は、資料やサイトを参考にしたのではなく、実際にユニバをまわって細かくチェックした集大成。
ゴミ箱や段差などは、たくさんありすぎて、正直、見づらいかもしれませんが、そういったところに敢えてこだわったのは、ゲストの目線から「必要と感じた」からです。
それ以外の「いまさら聞けない&こぼればなし」は主に、ユニバで働くクルーや元ユニバ関係者などから直接、話を聞いてまとめてみました。知人の紹介を通じて、先々のプロジェクトに関わる人脈にも巡り合えましたが、簡単には教えてくれません。クルーも知らない最新の情報をキャッチするということは、至難の業でした。
ユニバは常に進化をし続けています。ちょっと情報収集をサボっていると、ガラっと変化してしまっているのは日常茶飯事。裏を返せば、細かい変化にイチ早く気がつくことも楽しみの1つです。
初めてユニバに行く方にも、ちょっと「ユニバ通」を自認する方にもおすすめできる、この一冊。
この夏は、この夏こそは本書を片手に、ユニバめぐりで決まり!