初心者アラサー兼業農家の苦悩。私の畑に害を加えるのは誰だ!?
※虫の写真があります。
【第10回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
ちなみに虫には畑に害をもたらす“害虫”だけでなく、間接的に利益をもたらしてくれる“益虫”なんていうものも居ます。以下に代表的な益虫をまとめてみました!
♦アブ・・・アブラムシを捕食。
♦クモ類・・・多種の昆虫を捕食。
♦テントウムシ・・・アブラムシを捕食。
♦ミツバチ・・・花粉を運び花の交配を促す。
♦トンボ・・・トンボの幼虫、ヤゴは様々な昆虫を捕食。
♦ミミズ・・虫ではないけれど、土の中のさまざまな微生物や昆虫を食べる。土壌を好くする。
こうして、害虫や益虫などを調べていると生態系のバランスについて考えさせられます。人間が大地を汚染しきれいな水にしか生息できないヤゴの大人であるトンボや、ミミズなどの益虫が減り、害虫が増え、駆除するための農薬を使い、大地が汚染する(そしてその繰り返し)。
「ばぁちゃんが子供のころと比べてトンボが減ったなぁー」
今の季節になると、空を見たおばぁちゃんは寂しそうにつぶやきます。またいつか、おばぁちゃんにトンボいっぱいの空を見せてあげたい。この美しい空を、大地を守っていきたい。そのために、私ができるコトはなんだろうか……。
【終わりに】
今回は、私の守っている畑について深く掘り下げて綴らせて頂きました。敵はイノシシだけではありませんでしたね!畑を運営するには季節ごとに様々な苦悩が待ち受けていますが、障害が多ければ多いほど、大きければ大きいほど、収穫の喜びは計り知れません。
さて! 茨城県では11月15日からいよいよ猟期が始まります! 次回は罠師の山の歩き方、装備品、必需品アイテム、罠をかけるポイント,服装などについて掘り下げてお伝えさせて頂こうと思います! この連載を通して私の、私たちの想いが、少しでも誰かに繋がり、そして何かのお役に立てれば幸いです。