中田翔選手の早期復帰“リフレッシュ処分”に見るコミッショナー・巨人・マスコミの体質【松野大介】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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中田翔選手の早期復帰“リフレッシュ処分”に見るコミッショナー・巨人・マスコミの体質【松野大介】

 

 今回の件がまかり通るのなら‥‥、

 高校球児が下級生を暴行しても、甲子園で活躍できる投手なら強豪の他校に転校してすぐ試合に出られる

 部下をセクハラ、パワハラで追い込んでもエリートサラリーマンなら他社に引き抜かれて働ける

 上級国民や実力者で罪の償い方が違っていいのか?

 新聞の一面を飾るプロ野球の世界や扱うマスコミが今の状態なら、日本から社会的ハラスメントや子どものイジメがなくなるはずもない。子は親の鏡ならぬ、人々は社会の鏡と思う。

 

文:松野大介

 

 

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松野 大介

まつの だいすけ

1964年神奈川県出身。85年に『ライオンのいただきます』でタレントデビュー。その後『夕やけニャンニャン』『ABブラザーズのオールナイトニッポン』等出演多数。95年に文學界新人賞候補になり、同年小説デビュー。著書に『芸人失格』(幻冬舎)『バスルーム』(KKベストセラーズ)『三谷幸喜 創作を語る』(共著/講談社)等多数。沖縄在住。作家、ラジオパーソナリティー、文章講座講師を務める。

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