2019年最後のGI【ホープフルステークス】を制するのはこの馬だ!『競馬最強の法則』編集部が大予想!
2020年のクラシックを占うホープフルステークスで勝つ馬をズバリ指名!
■早い段階で馬生が決まってしまうのが今の競馬
有馬記念は編集部本命のリスグラシューが快勝。アーモンドアイを疑って大正解だった当予想コーナー。このまま勢いに乗って、2019年JRA開催最終日に行われる2歳GI・ホープフルSもバッチリ的中させたい。今週も厩舎、騎手の分析を中心とした、バランス予想で、定職には就かずに馬券だけで生活している生粋のギャンブラー・征木由基人氏(https://yoso.netkeiba.com/?pid=yosoka_profile&id=261)に、同レース的中に向けてヒントをもらった。
皆さん、良い年の瀬をお過ごしですか? おせちの予約が未だに出来ていない征木由基人です。
有馬記念では「海外帰りの馬が勝つ!」と断言しておきながら、微妙に予想がズレてしまい私の馬券は悲惨なことになってしまいましたが、私のヒントを得て編集部の方々はリスグラシューで勝利の美酒に酔ったとか。そういう人が読者にもいたら、私の苦しさが軽減されますので、じゃんじゃん報告してください。
では、ホープフルSの予想に入ろうと思います。先ほど、専門誌が届いたのですが、気持ち悪いことになっていますね。何が気持ち悪いって、この重い印が集まっている馬・コントレイルの存在です。トラックマンも迷いが感じられますし、実際に予想オッズも2倍前後。前走の勝ちっぷりだけを見れば、もう少し人気を集めてもおかしくない逸材だけに、ファンの迷いが如実に出ているオッズだと思います。
その原因を作っているのが先週アーモンドアイの敗戦ではないでしょうか? 「6回寝たら前週の反省を忘れるのが馬券ファン」とはよく言ったものですが、今回GIの感覚は中5日。さすがの馬券狂いたちも、有馬記念の反省は記憶に残っているようです(笑)。
それは冗談ですが、東京コースであまりに鮮やかに勝ちすぎた馬は、中山コースでは過剰に評価してはいけないというのが強く植え付けられた結果が、このオッズに現れているのだと思うんです。
それに加えてコントレイルの厩舎は、先週勝ったリスグラシューを管理している矢作厩舎。2週連続でGIを勝って年末を迎える……いくら勢いに乗っているからと言っても、そんな都合の良いことが1つの厩舎に重なるでしょうか? さらに、今週は厩舎として大々的なパーティーが行われたと伝え聞いています。この流れで2週連続GIはない!と断言して良いでしょう。
そして同じく次の予想の焦点も東京競馬場です。近年気になっていたことですが、東京競馬場のカメラ位置が、やたら勝ち馬のパフォーマンスを際立たせているのではないか?という懸念が私の中にあるからです。
先に取り上げたコントレイルもそうですが、ワーケアも初戦から東京競馬場で目立つパフォーマンスをした1頭。阪神JFで圧倒的1番人気になったリアアメリアもそうですが、初戦を勝っただけで“未来のGIホース確定”というタイトルがつけられてしまう近代競馬。ヘドロに塗れて、クラシックまでに叩いて叩いて強くするという競馬文化が損なわれ、男前だけが金持ちになる、美人だけが金持ちの奥さんになれる、といった人間社会を投影するかのように、早い段階で馬生が決まってしまうのが今の競馬、となってしまいました。
ただ、回収率という観点を持ち合わせるならば、その社会に逆らわなければなりません。ブ男も女優と結婚できることを夢見ることと、低所得者が馬券で儲けることはイコールなのです。その結果が先に書いたリアアメリアの敗退であり、厩舎スタッフが丁寧に馬を扱いすぎることによる“隙”が生まれると思うのです。
そこで今回のホープフルステークスは
・東京で勝ち鞍を挙げている馬
・デビュー戦で0・3秒以上、2着馬と差を付けられなかった馬
この条件から私は予想を組み立てていきたいと思います。
12月27日18時30分時点でのJRAホームページでの予想オッズでは1番人気はコントレイル。だが、本誌編集部は今週も征木氏に予想に乗っかってあくまでもヒモ扱いに。本命はホープフルステークスと同じ中山2000mの芙蓉ステークスを制したオーソリティで勝負!
<『競馬最強の法則』編集部による“最強”予想 >
〇ブルーミングスカイ
▲ワーケア
△コントレイル
△ブラックホール
△クリノブレーヴ
11→3、7、2、1、8