“美しすぎる”女性騎手・ミシェルを支える社台グループのバックアップ
短期免許で来日中のミカエル・ミシェル騎手。早くもフィーバーを巻き起こしている女性ジョッキーに大物馬主も興味アリ⁉
■地方競馬で初勝利!その騎乗技術は菜七子騎手を上回る⁉
ミカエル・ミシェル騎手が川崎競馬3日目(1月29日)にしてようやく勝利を挙げた。欧州の騎手は男性騎手でもダートを嫌がる傾向にあるが、ガッツある騎乗を披露している。JRA内部でも興味は尽きず元騎手の助手は次のように語ってくれた。
「冬場のダートで昨日も一昨日もぐちゃぐちゃの馬場。あの中で乗るのは男性騎手でもツラい。塊が飛んできて痛いし、ゴーグルや下敷きをしていても全身泥だらけになってしまう」
側にいたスポーツ紙記者は横からいろいろと解説をしてくれた。
「それでも本人のモチベーションは高い。残念ながらJRAでの騎乗は短期免許で所属している南関馬の遠征がない限り見られないだろう。しかも、現在はJRAでのエクストラ騎乗は認められていない。ただ、本人のモチベーションはやたらと高いのは間違いないし、健闘しているといっていいんじゃないかな」
所属している山崎裕也調教師といえば、社台Fと下河辺牧場で勤務経験もあり、社台グループの馬が多く所属している。記者は続けて説明する。
「地方社台オーナーズの馬とかも少なくないよね。ノーザンF系の馬もよく預託されている。つまり、山崎裕厩舎所属ということは社台グループのバックアップも厚いということだよ」
もちろん、JRAに比べると社台グループの馬は平場でそこまで目立つというほどの活躍ではないが、質の高い馬がいるのは間違いのない事実。初勝利となったのは船橋・佐藤裕太厩舎のベルロビン。馬主名義は吉田晴哉氏となっているが、これは社台地方オーナーズの馬だ。
「佐藤裕太調教師も過去に吉田照哉氏名義のスアデラを預託されるなど社台グループとの関係性も深い。この開催は社台グループがこれでもかというほど馬を用意しているのは間違いないよね。川崎のベテランでもある内田勝義調教師も騎乗馬を用意しているし豪華なデビュー週となった」
特に今週は短期免許で来日したばかりの週ということもあって、通常よりも馬が集まったのは間違いないだろう。
ただ、JRAの某現役騎手からは辛らつなひと言が出ていたという。
「昨夏に来日した際に見たけど、(藤田)菜七子騎手の方が上手だと思うよ。競馬が盛り上がるのはいいことだと思うけど、騒ぎすぎだよね。もちろん、下手ではないけどさ」
2人のJRAでの対決が見られる日がやってくるのかはおいて置くとしても、ミシェル・フィーバーがしばらく続くのだけは間違いなさそうだ。