対話不能! 女心が分からなマックス! 愛を知らぬ恋愛相談【たらい回し人生相談】
【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第11回
■思い出の男たち:
Hさん:一時期、毎日のように結婚したいと言っていた時期がありました。その時ちょうど、会ったその日に結婚したいと言ってきた男性がいたので了承したんですよね。
大司教:あったその日に。
Hさん:ですです。で、しばらくメッセージのやり取りをして、電話する流れになったんですよね。電話のなかであまり会話が噛み合わず違和感を覚えていたところ、急に相手がペルシア語で自作の詩を吟じはじめて。
大司教:はやい。
Hさん:極めつけに何を言っても文脈関係なしに「僕と結婚してくれますか?」とペルシア語で言ってくる始末で。
大司教:その人はイラン人なんですか。
Hさん:いや日本人です。
筆者:なんか珍しい生物の求愛(注4)みたいだなあ……。
大司教:その電話の顛末はどうなったんでしょう。
Hさん:怖くなってとりあえず電話を切って、女友達に確認してみたんです。これは詩の心を解さない私が悪いのか? と思って。でも全員から普通にキモイよと返ってきたので安心して、結婚の話はなかったことにしました。
大司教:キモイで済めばいいですが、普通にホラーに突入してますね。
Hさん:そうなんですよねー。
大司教:つまりそういう人は別に好きじゃないと。
Hさん:狂った人とまともな人の間のボーダーラインが好きで、完全に狂った側の人間は好きじゃないんですよね。
大司教:もう話が怪しくなってきた。
Hさん:いや、まともな人間がすきなんですよ。でも本能が先に恋愛してるんであってマトモかどうかを考えて恋愛してるわけではないというか……。私が何も考えずに動きがちなので、そういうのを止めてくれるまともな人間を本能的に選んでいる感じがします。でもそういう人って会ってすぐには結婚してくれないというジレンマがあります。
大司教:さっぱりわからないが、つまり
・好きな人はまとも(なはず)
・まともと狂気のボーダーラインの人が好き
・男塾とか読んでそうな人が好き
という三点ですか。
Hさん:めちゃくちゃですね(笑)
大司教:あなたが言ってるんですよ?
■サブカル男は他人を殴る:
大司教:ようするにサブカル側の人間が好きってことですかね? 学生時代にAKBやGReeeeNやファンモンを聞いていなかった感じの人たち。要するにサブカルですね。
Hさん:ですね。
大司教:だいたいサブカルと付き合うとDVされるんですけどね(注5)。サブカル野郎なんてろくな連中じゃないです。自分はこれでも我慢強い方なんで、絶対に許せないってほど腹を立ててる相手ってのは二人しかいないんですよ。その一人ってのが某ゃるらってやつなんですけど。時計の件とかはまだ良くて……アイマスの(以下略)とにかくサブカルは良くない。
Hさん:でもほら、そこは男塾で培った価値観が止めてくれるんですよ。
大司教:そうかなあ。本当にそんな男性いるんですか?
Hさん:実在します………。
大司教:そんなスタップ細胞みたいに言われても……。
筆者:ええと、具体的に理想のタイプとかは。
Hさん:理想はBASARAの長宗我部元親なんですよ。ガタイいいのが好きなんです。
大司教:(頭を抱える)
Hさん:小学校の頃の聖典が銀魂だったので、ああいう感じのがっしりした肉体が好みです。
われわれは何の話をしているのか? その場にいる全員がよくわかっていなかった。
(注4)クモなどでは、オスが特定のリズムでメスの巣を振動させる「求愛信号」などが知られている。なぜかそれを思い出した。信号が間違ってるとオスは食われたりするらしい。オスって悲惨ですよね。
(注5)偏見だと思う。半分ぐらいでしょう。残りの半分はDVされている。
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