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蛭子能収、一番大事にしているのはガンジーみたいな「非暴力主義」!!

蛭子能収さん30日毎日連載 Q11. いま最も大事にしている言葉、信条はありますか。

「感情を揺さぶる30問30答。」第五回は、蛭子能収さん! 漫画家・タレント・俳優(6月には主演映画も公開)として活躍を続ける蛭子さん。自由奔放な発言に隠された、仕事や家庭に対するこだわり、哲学を聞いていきます。
Q11. いま最も大事にしている言葉、信条はありますか。

人は良い事も言うけど、カチンとくるような悪い事も言うもの

 

 これを一番大事にしているというのは‥‥ガンジーみたいな「非暴力主義」。それが好きですね。
 基本的に今まで戦ってこなかったですからねえ。
   今までムキになって戦ったことってないと思いますもん。人は良い事も言うけど、カチンとくるような悪い事も言うものだと普段から考えておけばいいんですよ。
   というか喧嘩すると負けそうな感じしかしないですからね。自分が体育会系で強ければ少しは向かって行くかもしれませんけど。でも負けますから、あんまり相手に期待せずに、それで非暴力の方がいいですよ。

 ただ中学時代はそういう性格と、あと「のぼせもん」(長崎弁でいうお調子者)な性格だったから不良に目つけられたりして。
    パシリみたいなことさせられて、本当につらかったんです。でも、家に帰るとノートに嫌な不良が死んだり酷い目に遭う漫画を描いて学校の不満などを発散させてました。それがずっと後に漫画に反映されたりするもんだから、何がどうなるかわからんですね。

   それからずっと揉め事が嫌いというか、単に細かいことが苦手なのかもしれないですけど(笑)。
    今は漫画とかは好きに描かせてもらっててありがたいですね。いま『アックス』で書いてる根本さんとの合作の漫画も、最初は根本さんに合わせなきゃいけないかな、難しいな、というのがあったんですけど、まあ結局好きに書いていいみたいな感じなので。自由に書くことがストレスもないし、ストレス発散にもなる。まあちょっと面倒くさいなというのはあるんですけど(笑)、揉めたりも嫌ですからね。
   これからも戦わずに仕事出来ていければいいなと思いますね。
    喧嘩もあんまり自信ないですから。

明日の第十二回の質問は『目標にしている俳優、タレントなどいますか?』です。

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蛭子 能収

えびす よしかず

1947年10月21日生まれ。長崎県出身。漫画家、俳優、タレント。



長崎商業高校卒業後、看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。



主な著作に『ひとりぼっちを笑うな』『蛭子の論語』(角川新書)『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)『ヘタウマな愛』(新潮文庫)などがある。



主演映画『任侠野郎』は2016年6月4日より全国順次公開。“4月よりニュース番『AbemaPrime』木曜レギュラーとしてスポーツコーナーを担当。


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