実はガラガラの日もあった……「ディズニーシー」人気低迷からの復活劇
祝・ディズニーシー開業15周年! 人気ディズニーブロガー・みっこが明かす、パークの裏話。
「大人向けのディズニー」として、2001年9月4日に開業された「東京ディズニーシー」。世界で唯一「海」をテーマにした、日本独自のディズニーのテーマパークです。
さらに今年は、開業15周年という節目の年を迎えます。15年の歳月のなか、ディズニーシーはさまざまな変化と進化を重ねてきました。
今でこそ、「ディズニーランド」と人気を二分する巨大テーマパークとして認識されていますが、実は、開園してから数年経つと、来場者数が伸び悩んだ時期もあったのだと、パークに十数年間通い続ける、ディズニーブロガーのみっこさんは明かします。
人気ディズニーブロガーとして活躍するみっこさんは、パークの「エリアごとにゴミ箱のデザインが違うこと」に感動したのをきっかけにディズニーリゾートにはまり、以来両パークに少なくとも1000回以上訪れています。冷静かつ客観的な視点を交えた考察をつづったブログ「TDRな生活」を10年以上更新し、6月25日(土)に新刊『701回通ってわかった ディズニーシーで史上最高の1日を過ごす方法』が発売予定。パーク事情に精通しているひとりです。
そんなみっこさんが「平日の夜には、ディズニーシーの中を歩いていても、視界に人が入らないこともあった」と語るのは、開園から少し経った時期。そんな不振の続く時期を乗り越え、ディズニーシーはどのように、現在のような超人気パークへと成長することができたのでしょうか。
「転機となったのが、2006年に迎えた5周年。キャラクターがいっさい登場しなかったショー“アンコール!”が終了し、ミッキーやミニーなどの主要キャラクターたちが登場する“ビッグバンドビート”が開始されました。これは見事に成功。
その後、“ダッフィー”の人気が沸騰し、多くのディズニーキャラクターがショーに登場するようになりました。結果的にこの方策は成功し、シーにも安定してゲストが訪れるようになりました。
さらに“タワー・オブ・テラー”や“トイ・ストーリー・マニア!”など、爆発的な人気となった大型アトラクションを導入したことにより、ランドと肩を並べるほどの集客ができるようになったのです」(みっこさん)
コンセプト自体は保ちつつも、ゲストのニーズを敏感に察知し、それに応えるような施策を柔軟に取り込んでいく。そんな姿勢でパークづくりに取り組んできたディズニーリゾートだからこそ、進化を続けることができ、年間数千万人もの来場者数を獲得することができるのです。