桐谷美玲、河北麻友子……スレンダー芸能人たちが食べても太らない理由
摂食障害になった女性たちとの30年余りの交流の軌跡が話題に!
どう頑張れば近づけるのかがわからず、頑張り方を間違えば、病む危険性もかなり潜んでいるとなれば、彼女たちはむしろ「絶望」を感じさせる存在かもしれません。憧れが大きかったぶん、挫折後に呪いたくなるような気持ちになっても不思議ではないのです。
もちろん、誰かの責任にして転嫁するほうが楽になれることもありますから、自分を救うために誰かを利用するのも、悪いことではないでしょう。ただ、それはやり方によってはその誰かを傷つけることになります。その結果、自己嫌悪に陥って、ストレスが増すこともあります。
要するに「自責」と「他責」のバランスは難しいということです。それこそ、世の中では、責任のなすりつけあいが日常茶飯事。それはまるで、責任という名の時限爆弾をみんなで渡しあっているような構図にも見えます。
ならばいっそ、自己責任というスタンスを徹底させたほうが丸くおさまりそうです。それを踏まえたうえで、おたがいの干渉をなるべく避けながら共存していくというやり方。その有効性は人間関係だけでなく、おそらく、国と国の関係についても当てはまるでしょう。人それぞれという、ともすれば冷たく聞こえるかもしれない言葉にこそ、平和へのヒントがあると思うのです。
そして、人それぞれという感覚のもとでも、共感しあうことは十分に可能です。実際、河北がインスタグラムでコメントしたあと、フォロワーからこんなコメントが寄せられました。
「私も同じ体質です! ガリガリとか色気ないとか言われます! でも本当に体質だから!って言っても、嫌味に聞こえるとか言われちゃいます」
「たまに、すれ違う人の言葉がぐさっと刺さることがあります。なかなか口にできない言葉を代弁してくださったみたいで少し気持ちが軽くなりました。まゆこちゃんを見習って、自分にもっと自信を持ちたいと思います!」
「私もずっと細すぎとかガリガリと言われてました。否定しにくいし、そうだよね!って自分で言うのも嫌でした」
「細すぎ~折れそうwとか足蹴ったらポキっていっちゃいそう~wwとかいわれて笑顔で返すけど落ち込むことめっちゃあります。瘦せてる人だって悩んでるのに……」
「瘦せるのも太るのも、大変ですよね。ましてモデルさんとかだと身体の維持も仕事でありすごいなって思いますし、ふくよかな女芸人さんも可愛い。みんな個性ですよね~」