ミステリーハンター竹内海南江が語る、30年間走り続けてきたエネルギーの根底にあるもの
『世界ふしぎ発見!』ミステリーハンター竹内海南江がこれまで明かさなかった思いに迫る
彼女は22歳で番組デビューし、現在なんと51歳。訪れた国は100ヵ国以上になり、今でも1年の大半を海外で過ごしているそう。
その土地の歴史や文化をありのままに伝えるために、番組では誰もが「え!?」と思ってしまうような、いわゆるゲテモノというものを食したり、新事実を求めて極寒から極暑の地域までリポートしたりと、体当たりの旅に挑戦し続けています。
そんな彼女の信念、そして生きる、旅するエネルギーの源を綴った最新エッセイ「あっというまに」(KKベストセラーズ)が本日9月24日に発売します。
第一弾、第二弾に引き続き、番組では決して知ることのできない、彼女の胸の内を独占初公開第三弾!
――これまで100ヵ国以上旅をされてきたなかで、今回の本の中で、久しぶりに新しい国に行ったと拝見しました。
ネパールですね。
これまではアジアよりもアフリカ、ヨーロッパのほうなどに、ご縁がありました。
最近は国際情勢の変化もあるので、新しい国に行くということもなかなかなかったので、そういう状況下でとても新鮮でした。
――さらに、今回は竹内さんが人生初の「日記」を書かれていらっしゃいます。
普段はそんなことしないのですが、このネパールの終わった旅を振り返ってみたくて、初めて日記というものを書きました。
日記は子どもの頃から試したことはあるのですが、飽きっぽくて長続きしなかった。でも、今回初めて書きあげることができたんです。
それくらい、ネパールではいろんなことがあったということでもあるのかもしれません。
――このロケに同行したスタッフの方がその日記を見て、「竹内さんの身体にそんなことが起きていたとは知らなかった!」と驚いたくらい、絶不調というか九死に一生の体験をされていたようで……。
高地ロケを今まで体験してきて特に問題が起きたことはなかったので、今回も大丈夫と思っていました。けれども、今回はこれまで生きてきた中で最大にお腹がパンパン、心臓バクバク、喉から出血などなど、いろんな危機に確かにあいました。
でも今はどれも「面白かった!」と思っています。
――「面白かった!」ですか。
そう思ってしまうくらい、世間からは「ずれている」ということが、この歳になってようやく気づきました。
――スタッフの方がまったく気づかなかったくらい、そのときは普通に過ごされていたということですよね。
中身の疲弊と外見の元気さ、そのバランスに苦労することはあります。過去においても気づいてもらえないことがありました。
無理すると死ぬということはわかっているので、我慢は決してしていません。けど、振り返ってみると、どんなときも窮地に陥った自分の状況を、分析、解析して、どうすればいいか? と、面白がることをしてきたからかもしれません。
――窮地を面白がる。とても重要で難しい考え方に聞こえますが、それをこの30年間、何度も何度も行われてきたのですね。
そうですね。どんな時も日々、楽しいので、一度も辞めたいと思わず、この仕事を続けられるんだと思います。
ある意味、鈍感なのかもしれないですけど。
――竹内海南江さんの最新エッセイ「あっというまに」発売日でもある本日9月24日(土)放送の『世界ふしぎ発見!』は、折しも竹内さんがミステリーハンターを務めてらっしゃいます。今回はフランス、そして日本ロケを行われたそうですが、30年変わらぬ飄々と、淡々とした竹内さんの仕事への情熱をぜひご堪能ください!!