ビジネスの場でワインを選ばないあなたは損をしている
人生を変えるワイン学 第2回
◆ワインを注いでもらうのを断るには?
接待の場ですし、泥酔するのはもちろん避けたい。
もうこれ以上飲めない……というときには、ワインを注がれそうになったらワイングラスのふちに人差し指と中指で軽く手をかざすようにしましょう。
「もう結構です」のサインとなります。
ゲストとの話が盛り上がっているときや、またゲストの中にはまだまだ飲みたいと思っている方もいるかもしれませんので、直接ソムリエに声に出して「結構です」と伝えるよりは、ジェスチャーの方がスマートです。
◆こんなワインを注文すれば、ひと味違った印象付けができる
・「ゲストにゆかりのある国のワイン」
海外出張や海外赴任のあるゲストには、訪れた国のワインを用意するのもいいですね。
現地でワインを飲んだ思い出やその国での話で会話が盛り上がることでしょう。
・「ヴィンテージワイン」
ヴィンテージワインとは、ワインが造られたブドウの収穫年をあらわします。
ゲストの記念の年や両社のプロジェクトが成功した年に造られたワインをソムリエに探してもらい、用意すればきっと喜ばれます。予約のときに、ソムリエに聞いてみましょう。
このようなポイントを頭に入れて準備に取り掛かれば、ゲストも気兼ねなく楽しんでもらうことができると思います。
「ワインのおかげで人脈が広がった」などの声も聞きます。ワインは、ビジネスを円滑に進める重要な潤滑油になり、ワインを味方にすることは、あなたの魅力をぐっと増させる武器にもなりますよ。
今回覚えていただきたいのは、以下の3つです。
①ソムリエのいるお店選びが重要。予約のときには、「接待」「予算」「ゲストの好み」を細かく伝える。
②ワイン注文のかじ取りは、必ずこちら側に。
③ もう飲めないと感じたら、ワイングラスに手をかざす。
ワインほど奥が深く複雑なお酒は他にありません。どれだけ学んでも終わりがなく、それでこそ興味が湧きます。そんな好奇心の強い人だからこそ成功者になれると思っています。
次回もお楽しみに。