ヒラリー候補の旦那、クリントン元大統領の言い訳は田舎の中学生!
◆日本人はアメリカ大統領を勘違いしている⑥
倉山満によりアメリカ大統領採点シリーズ第6回
国内の経済は回復させるも世界の秩序を壊した大統領!
第42代 ビル・クリントン
4点 ☆☆☆☆
②世界秩序への貢献
マイナス10点××××××××××
③正気を保ったか
マイナス5点
×××××
内政では経済を回復させたので、国益への貢献は四点です。
世界秩序への貢献は、カーターより酷いのでマイナス10点でどうでしょう。ウィルソンがマイナス30点、フランクリン・ローズベルトがマイナス20点、クリントンがマイナス10点、と並べてみると、なかなか妥当なのではないでしょうか。
人格について言うと、カーターやJFKより下です。
ボスニアを空爆するときに、研修生の女性にXXをXxXらせながら爆撃命令を出したというのですから、まあ、病気です(あまりに品がないので一部伏せ字にしておきます)。
しかもそのあとの言い訳がひどい。
大統領選でマリファナを吸ったという疑惑をかけられたとき「ふかしただけで吸い込んでいない」と言ったのとまったく同じロジック(?)で、「XxXらせはしたけれど本番行為には及んでいない」と弁解しています。
「お前は喫煙を見つけられた田舎の中学生か?! 」と言いたくなります。
このころの日本は竹下闇将軍時代で、親中政権が続きました。しかし、クリントン自身が親中でジャパン・パッシングの人ですから何の問題にもなりません。任期の最後に近くなると、さすがのクリントンもこのままではまずいと気づいたようですが。そのときの経緯について、詳しくは小著『自民党の正体』(PHP研究所、2015年)をぜひどうぞ。
クリントン政権の末期に日本で親米派が巻き返しを始めるという流れがあって、ブッシュ二代目になった瞬間、日本では小泉が勝っています。
こうしたことから、「ヒラリーは旦那の政権末期には中国と切れた」「オバマの国務長官としては親日だった」と考える人がいますが、どうなのでしょう。
ヒラリーは、中国とズブズブのウォール街の回し者という評価を、どう考えるかです。
① アメリカの国益にどれほど貢献したか
② 世界の秩序にどれほど貢献したか
③ いつまで正気を保ったか
そこへもうひとつ③の基準がどうしても必要なのがアメリカならではです。①はアメリカ人から見たときの基準、②はアメリカ以外から見た客観的な基準、③は自然科学的基準です。各項目5点満点の5段階評価です。
『大間違いのアメリカ合衆国』より
明日は、おバカの代名詞、でも実は歴史を振り返ってみると評価は真逆!?ブッシュ大統領です。