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松崎しげる、西田敏行さんを偲ぶ…「あなたは楽園に行っています」

映画『釣りバカ日誌12』でインタビューに応じる西田敏行(2001年7月28日)

 

 昨年10月に亡くなった俳優・西田敏行さん(享年76)のお別れの会が18日、東京・港区の増上寺光摂殿で行われ、歌手の松崎しげる(75)が弔辞を務めた。  

 松崎は西田さん、田中健、柴俊夫、志垣太郎さんと「五人会」を結成。

 チャリティーコンサートを開催するなど大の仲良しだった。

 「にしやん、来たよ。あなたルールが好きじゃなかったから今回も野面(のづら)で来ました。僕たちは忘れもしない、1977年、あなたが一躍、有名になりました。1977年に『愛のメモリー』が売れた時、あなたが狂喜乱舞。思いっきりハグをし、両頬に何度もキスをしました」と懐かしんだ。

 歌手としては4回、NHK紅白歌合戦に出場した西田さんだが「僕に頼みごとをする時は、僕のことを”ちゃん”付けします。『まっちゃん、ちょっと頼みごとがあるんだ。レコード大賞、紅白歌合戦、俺の子供の頃の夢だったんだ。叶(かな)えてくれ!』」と懇願されたという。  

 松崎は亡くなる10日前にも対面。

 「大谷翔平はすげえな、すごい記録だな。かっけえ」と感激していたそうだ。

 数多くのドラマ、映画に出演した西田さんを「にしやん、あんたも記録ずくめで凄いぜ。大河ドラマの主役、最多記録だってさ!顔をくしゃくしゃにして、そうかそうか、腰の曲がった体がどんどんどんどん胸を張って、お酒を飲む」と語った。  

 西田さんがナレーションをつとめたテレビ朝日系「人生の楽園」にかけて「天国でなく地獄でなく、あなたは楽園に行っています」と追悼。

 「まだ、さよならが言えていません。言うつもりもないよ。いつも一緒でした。楽園で会いましょう。西田敏行、僕の青春を一緒に戦ってくれたすばらしい友達だ。ありがとう。また会いましょう」としんみりと語りかけていた。

 

文:BEST T!MES編集部

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