「エノラ・ゲイ」に続きやり玉に…米国防総省「硫黄島星条旗」の写真を削除!DEI排除が加速

米紙ワシントン・ポストは日本時間の19日、太平洋戦争の激戦地、硫黄島で1945年2月に星条旗を掲揚した瞬間をとらえた写真を、米国防総省がウェブサイトから削除したと報じた。国防総省は多様性・公平性・包括性(DEI)重視を想起させる写真を削除する取り組みを進めている。米先住民の海兵隊員が写っていたため、該当すると認定したとみられる。
国防総省は、広島に原爆を投下したB29爆撃機エノラ・ゲイを削除候補に指定している。男性の同性愛者を指す「ゲイ」が名称に含まれるため誤認した可能性があると既に報じられている。トランプ政権になってから、DEIを取りやめる動きが加速。その流れを受け、先の大戦の重要な記録が消去されることになった。星条旗掲揚の場面は、AP通信カメラマンが撮影し、歴史的な一枚としてピュリツァー賞を受賞。
トランプ政権は黒人で米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長らの解任を発表。トランスジェンダーの兵士らを原則除隊とする方針も示している。
文:BEST T!MES編集部