「体力は落ちるが、技術は上がる」、49歳まで現役を続けた山本昌の哲学
最も長く現役を続けた日本人選手、その秘密はどこにあったのか。
Q.「継続を力にする」方法とは?
こればかりは、自分が経験を積んでいく過程で築き上げていくものでしょうから、私から「これをやれば大丈夫です」と安易には言えません。
ただ、ひとつ言えるとすれば「自分に敏感になる」ことが大事なのかもしれません。
自分を第三者的な立場で、常に俯瞰して見られるかどうか。 あとは、やっぱり仕事を好きになることでしょうか。そこから「極めたい」という気持ちを持ち続ければ、いつか自分が納得できる成果を得られるのではないかな、と思っています。
私の場合は、野球が好きであるということを除けば「無駄な努力」が苦になりませんでした。厳しい練習を毎日することは苦手でしたが、ランニングやキャッチボールといった簡単なメニューをこなすことは得意でしたね。
ローテーションの中6日のメニューは27年間変えずに続けましたし。具体的に説明するとこうです。
1日目……30分間のジョギング
2日目……登板での内容が良ければ休養日。悪ければレフトからライトまでのポール間走を10本(その日のコンディションによる)
3日目……180メートルダッシュ10本
4日目……110メートルダッシュ10本+ピッチング
5日目……50メートルダッシュ10本
6日目……30メートルダッシュ+ピッチング
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