教育勅語は危険思想じゃないからこそGHQに禁止された
千葉麗子『とてもわかりやすい教育勅語』③
日本のために何が出来るのか模索した結果、現在辿りついた“愛国”とは何なのか?
子供のために、将来のために日本に今必要な事を訴える!『ママは愛国』集中連載シリーズ“教育勅語”!
私のお守り教育勅語!
教育勅語の文章を作ったのは、明治の元勲の一人、井上毅(いのうえこわし)という人です。
大日本帝国憲法を作った人でもあるのですが、教育勅語を作る時、こういういちゃもんを言われないために、大変な苦労をしました。
『さよならパヨク』(青林堂、二〇一六年)で「皇国再生のためのお願い」という形で「教育勅語を復活して下さい」と書きました。
それから、自分で英語訳にもチャレンジしてみました。
英訳は、現地の仲間にも手伝ってもらって、三か月くらいかかりました。フェイスブックで繋がった海外のファンの子達に見てもらいたいと思ったのです。
時間もかかりましたが、やってみて改めて思ったのは、普段使っている日本語の美しさと奥深さです。
私が普段しゃべっている日本語は、明治の頃に比べたら、全然奥深さなんてないよなぁと思います。それでも、日本語自体が深いので、それを英語にしてみた時に「言葉が単純なものになってしまった」感というのがありました。通じればいいでしょう? というようなところがあるなと。
しかも、この短い中に全部凝縮されているような形で、簡潔な美しさがあるのです。
敗戦後、アメリカからやってきて日本を占領統治下においたGHQは、この教育勅語と修身、国史と地理を教育現場から追い出し、タブー視させる政策を徹底して行ないました。
当時の文部大臣は教育勅語をマッカーサーのところに持っていって「これを読んで下さい。こんなまともなことしか書いていないでしょう。危険な思想じゃないんです。日本人を立派な国民に育てるためのものなんで、禁止しないで下さい」
そう言ったところ、マッカーサーが
「じゃあ、禁止しよう」
と答えたのだそうです。
つまり、GHQはまともな日本人を育てさせたくなかったから、私達から教育勅語や修身を取り上げたのです。教育勅語や修身を「怖い」と思う、タブー視する考え方というのは、GHQの置き土産のようなものなのです。
※『ママは愛国』より構成
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