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大場　『未来とは？』が好きですね。この曲はSKE48のナゴヤドーム公演の時期にリリースした曲で。ずっと先の未来のことを言ってるんじゃなくて、今この瞬間の1秒後も未来だよ、っていう歌詞も好きなんですよ。あのときのSKE48が本当にすごくて…とにかくファンの方に支えられてナゴヤドームに2日間立てて、しかも、座席も増やすくらいまで。あの景色を私はちょうど見られたメンバーだったんです。だから、あの景色を絶対いつかまた見れるんじゃないかなっていう期待もあるし。曲だけじゃなくて、曲を歌っていた時期の思い出とかもいろいろとよみがってくるんです。本当に今こうやってしゃべっていることも未来につながっていることだし、全ての1秒後が未来なんだよっていう歌詞が、今のSKE48に当てはまるというか。『未来とは？』を通してSKE48の今後をどういうふうにしていけるかって考えるし、今と1秒後をつなげてストーリーにできたらいいのになって思います。なんか小難しい話になっちゃいましたけど……。『未来とは？』を歌っていた時期から何年か経って、改めてナゴヤドームでまた『未来とは？』が歌えたら素敵なんだろうなと思いますね。

――大場さんは2013年からSKE48兼任、2014年に完全移籍したわけですが、SKE48での活動で一番思い出深い出来事というと、やはりナゴヤドーム公演？

大場　SKE48に来てとにかく一番楽しかった思い出は、ナゴヤドームに限らずすべてのコンサートなんです。もちろんそれまでAKB48にいて、コンサートもすごく楽しいなって思ったこともあるんですけど。「SKE48では出番が多いから楽しいんじゃない？」って言われることもあって…確かに出番が多いことは単純にうれしい。けどSKE48って、例えば選抜だけがパフォーマンスをやるわけじゃなくて、ダンスの得意な子たちがダンス曲をやったり、歌がうまい子たちが歌を歌ってたりとか、いろんなメンバーがそれぞれ見せ場を作れるグループだということに、私はすごく感動したんですよね。私が最初に参加したのが、ナゴヤドームに行くまでのツアー。横浜アリーナ、ワールド記念ホール（神戸）、そして最終的にナゴヤドーム。それが私がSKE48に来て一番最初に体験した公式のライブだったんですけど、これがすごく印象的でした。そこから日本ガイシホールやさいたまスーパーアリーナとか、豊田スタジアムでもコンサートをやらせてもらって、これからもたくさんの人にSKE48のライブを見てほしいなって。例えば今回アルバムリリースが決まった頃に、いろんなメンバーで今後SKE48の風向きを上向きにするためにどうすればいいんだろうって話したら、「やっぱりライブを見てもらうことだな」って話になったんですよ。それこそ、昨年や一昨年くらいまではあまりそこに意識は行っていなかったというか、SKE48って何をしたらいいんだろう、どうしたらいいんだろう、どうしたらもっと良くなるんだろうって。そんなふうに考えても、結局具体的な案が見つからなかったんですけど、SKE48に来て3年くらいの間で、「SKE48が見せるべきものはライブだな」って、私はそう確信しました。SKE48のすごさはライブだ、と。

――では最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

大場　まず、ジャケット写真がとにかくかっこいい！　こんなに破けている制服が似合うグループ、なかなかいないと思うんですよ（笑）。タイトルも『革命の丘』なので、安易な言葉になりますけど、今年は革命を起こせる一年にしたいと思っています。その革命がどんなに小さくてもいい。本当に小さなきっかけで、SKE48のファンの皆さんやメンバー、スタッフさんが少し楽しくなったらいいなと思うし、私たちが笑って活動したり、ファンの皆さんが「応援していて楽しいな」って思ってくれたら、それはきっと伝染していくと思うので。すごく大きな理想を立てるよりは、今目の前にあるSKE48と向き合って、とにかく楽しいSKE48を、メンバーとスタッフさんと、ファンの皆さんとで作り上げていける一年にしていけたらいいなって思っています。なので皆さんも、ぜひSKE48のために「もっとこういうことをしようよ」みたいなアイデアがあったら教えてください！　『みんなで作るSKE48』…そんなグループになれたらいいなと思っているので。そのきっかけのひとつとして、今回の『革命の丘』は、ぜひたくさんの方に手に取ってもらえたらと思います。