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織田信長・豊臣秀吉・豊臣秀頼に仕え、夏の陣で散った飯島三郎衛門

季節と時節でつづる戦国おりおり第290回

大坂夏の陣・八尾若江の戦いを歩く⑧

前回はこちら:大坂夏の陣・八尾若江の戦いを歩く⑦

 そろそろ夕刻。今回はこのあたりで撤収といたしましょう。とはいっても、最寄の近鉄奈良線若江岩田駅まではここからまた1km半ほどあります。もう見どころもないと、途端に我がままの虫が「歩きたくない」と騒ぎだすのですが、誰もおぶってはくれないのでトボトボと10数分。ところが…

 ドン!
 駅の手前に、「飯島三郎衛門の墓」が。
 飯島三郎衛門は織田信長・豊臣秀吉・豊臣秀頼に仕え、夏の陣では重成の部下として戦い、山口重信に討ち取られたという人物です。『河内名所図会』にも重成墓・重信墓と1枚の絵の中にしっかり三郎衛門の墓が描かれているのですが、完全にリサーチ不足でここにお墓があるとは知りませんでした。歩いて本当に良かった!
 ということで今回の大坂夏の陣八尾若江の戦いウォーキングは終了です。あー疲れた。

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橋場 日月

はしば あきら

はしば・あきら/大阪府出身。古文書などの史料を駆使した独自のアプローチで、新たな史観を浮き彫りにする研究家兼作家。主な著作に『新説桶狭間合戦』(学研)、『地形で読み解く「真田三代」最強の秘密』(朝日新書)、『大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる日本史』(西東社)など。


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