女性が抱える健康の悩みに答えるストレッチ
お尻をほぐせば「疲れ」はとれる 第4回
健康の悩みはストレッチにお任せ!
ストレッチは働く女性、育児や家事に追われる女性が抱える、様々な悩みに対するソリューションになります。
30歳以上の女性を対象とした最近のある調査(※)では、女性が抱える健康の悩みで最も多かったのは次の10項目でした(複数回答可)。
1位 肩凝り・腰痛がある(21.0%)
2位 太り気味/ダイエット対策(17.8%)
3位 視力の衰え/目がかすむ(14.9%)
4位 なかなか疲れが抜けない(14.5%)
5位 基礎代謝・新陳代謝が悪い(13.6%)
6位 内臓・皮下脂肪が多い(12.5%)
7位 便秘ぎみ(10.3%)
8位 足がむくむ(9.3%)
9位 頭痛がよくある(9.2%)
10位 寝つきが悪い・不眠ぎみ(8.8%)
ストレッチは万能ではありませんが、こういった悩みを直接あるいは間接的に軽減したり、予防をすることができます。その働きについて、上位の悩みから順にお話をしていきましょう。
まず第1位の「肩こりや腰痛」と4位の「疲れが抜けない」という悩みについて。病気に由来しない肩こりや腰痛、疲労感は同一姿勢を長時間続けることで起こる静的疲労です。これは特に骨盤が後傾し、背中が丸まった猫背姿勢だと余計に起こりやすくなります。
ストレッチには筋肉の緊張を鎮めて血行を良くすることで、肩こりや腰痛などの身体的を軽減するだけでなく、長期間続けることで姿勢を改善するので、これを予防することもできます。
次に2位の「太り気味」、6位の「体脂肪が多い」という悩みについて。体脂肪が増える最大の原因は、消費するエネルギーを上回るほどエネルギーを摂取してしまうこと、つまり食べ過ぎにあります。そして食べ過ぎの最大の原因はストレスにあります。
ストレスを感じるとつい甘いものを食べたり、食べる量が増えてしまうのは、食べる、特に美味しいと感じるものを食べることで、心理的な安定や幸福感をもたらすセロトニンというホルモンが脳内に増えるからです。
ストレッチを一部位だけでなく、全身の複数部位に行うと自律神経の副交感神経が働いてストレスが和らぐぎ、不必要な間食や過食を防いでくれるので、結果として体脂肪を減らすダイエット効果が期待できるのです。
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