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8月の新潟開催からついに競馬場に歓声が戻る⁉ 

コロナ禍によりあらゆる競技・イベントで無観客の開催が続いていたが、徐々に観客をいれる動きが見え始めている。はたして競馬界での通常開催はいつになるのだろうか? 

■JRAは7月25日の札幌開催から観客を入れたかった⁉

写真はイメージです 写真◎フォトチェスナット

 一部の地域のWINSではメインレースや前日発売のレースに限定して観客を入れることが決定している。事情通のスポーツ紙記者は語る。

「一応、無観客競馬は7月19日までの継続が発表されているが、まだまだ人は入れられないだろう。なぜ、19日という半端な期間までの無観客競馬が決まったかというと、札幌開催にはどうしても人を入れたいというのがあったから。
 原則として9月の秋開催から観客を入れた通常時の開催に戻したいというJRAの意向が発表されているけど、北海道シリーズが始まるときから『札幌競馬場には人を入れろ』という声が馬産地から強かったらしいんだよね。札幌は馬主会も馬産地の大御所が集合しているから……。本当はセレクトセール前から人を入れたかったんだろうけどね、さすがに函館開催は人を入れることが無理だった。
 調教師たちもここにきてようやく北海道に行って当歳馬や若駒を見て回っている状況。6月中旬までは遠慮しろと言われていたから、『当歳はほとんど馬を見ていない』という声が大半だった。預託予定となっている1歳馬や2歳馬の成長を見ないまま、という状況に追い込まれている。とある真面目な若手調教師は春先から『今年は預託予定の2歳馬の状況がトレセンに来る直近まで状態が分からないから』という理由でPOGの取材を断ったと聞くよ」

 すでに馬主は競馬場へ入場できるものの、こちらも制約は大きい。札幌開催は夏休みシーズンということもあり、馬主も家族連れでバカンスを兼ねてやってくることも少なくないし、何とか人を入れてほしいという馬産地の願いは理解できなくもない。馬産地事情に詳しいライターは次のように解説する。

「さすがに今年は派手に旅行をするという雰囲気ではないけど、7月下旬から始まる札幌開催は人を入れても大丈夫というムードがほしいというのが本音。代理人とか熱心な馬主は馬産地にも顔を出すようになったけど、セレクトセールとは違って、セレクションセールは8月に延期、その後も馬産地はセールが続くし、売り先が決まっていても不思議ではないような馬まで、今は残っていたりもするからね。そうやって考えるとなぜ7月19日までの無観客競馬が発表されていたのかも納得がいくでしょう?

 実施できるかはともかく、政府肝いりの「Go toキャンペーン」も8月からが対象となる予定。このタイミングで観客を入れる口火をJRAが切ることができるのか。

「北海道は新型コロナで過敏になっているところもあるから、現実的には8月中旬からの新潟あたりで観客をいれるとかじゃないかな」

 いろいろな説が出ているのは確かだが、予定通り()秋競馬以降となってしまうのか。限定で開くことがあるのかという点にも注目してみたい。

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競馬最強の法則 編集部

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