衣料品の「捨て時」はいつか?
暮らしを整える片づけの極意③
「もったいない」という気持ちはもちろん大事で一概に悪いとはいえない。しかし、収納スペースには限界がある。モノはきちんと使い、捨て時には決断が必要となる。そこで今回は、特に衣料品の捨て時と片づけの極意について、収納スタイリスト・整理収納アドバイザーの吉川永里子さんにお話を聞いた(『一個人』2017年7月号より)。
衣料品の「捨て時」整理のポイント
1.カジュアル服は3年着たらお役御免
一生モノといえるのは喪服、礼服の類だけ。カジュアル服は年齢や体型、ライフスタイルによって相応しいモノが変化し、流行のサイクルも変わってしまう。高かったからとタンスの肥やしにせず、着倒して処分。
2.ハンガーポールに掛ける服は8割まで
シワ防止のため、服をハンガーポールに掛けておくことも多いはず。その際、掛けておくのは容量の8割までに留める。掛け過ぎで逆にシワになったり、さらには湿気が溜まってカビの温床になったりするのも防げる。
3.ヘタった下着、ゴワつきタオルは即処分
下着のゴムが伸びきっていることに気づいたら、それはすでに捨て時。また、タオルは使った時にゴワゴワを感じたら寿命。処分するか、ぞうきんにしてしまおう。快適な生活を目指すことが片づけを進める基本姿勢となる。
4.踵のすり減り、つま先の色はげは、靴の捨て時
せっかくいい服を着ていても、靴がみすぼらしくては大きなイメージダウン。踵のすり減りや、つま先の色はげが顕著ならば、もうそれは捨て時。大切な靴やお気に入りの靴ならば、日々の丁寧な手入れで長持ちさせる。
〈『一個人』2017年7月号より構成〉