アメリカの名門「シカゴ大学」と「臭い玉ねぎ」 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

アメリカの名門「シカゴ大学」と「臭い玉ねぎ」

世界の名門大学「シカゴ大学」【傾向編】

魅力溢れる都市シカゴ

 シカゴ大学のメイン・キャンパスは、シカゴの中心部から12㎞ほど南にあり、Hyde Park 地区からWoodlawn地区にわたる面積は実に217エーカー(約88万㎡)にもなります。

 美しいキャンパスを持つ大学として有名で、シカゴ大学を訪れた人々は皆、その建築物の美しさに心を奪われます。ゴシック様式が特徴の伝統的な建物は、美しい緑とツタで覆われていて、ハリーポッターのホグワーツ魔法魔術学校を彷彿させる風景が広がります。

 シカゴは米国で3番目に人口の多い都市**で、世界的にも建築が有名であるとともに、ビジネスの中心都市でもあります。様々な芸術、音楽、文化に溢れ、学生にとっても退屈する人は一人もいない、最高のロケーションと言えるでしょう。

**アメリカの人口の多い都市は上から
1位:ニューヨーク(850万人)
2位:ロサンゼルス(400万人)
3位:シカゴ(270万人)
4位:ヒューストン(230万人)
5位:フェニックス(160万人)
 *2016年アメリカ国勢調査による
 *参考までに、東京都の人口は950万人

 シカゴという都市の話題が出た所でひとつクイズを。「シカゴ」の名前の由来を知っていますか?

 答えは「臭い玉ねぎ」。これはネイティブアメリカンの言葉です。しかし、これはもちろんシカゴが臭いという理由でついたわけではありません。その昔ネイティブアメリカンは、食料を集めるとき、それが採れる場所を覚えるために、その土地に育つ植物にちなんで地名を付けることがよくあったのです。

 現在のシカゴ近辺の小川には野生の(少し臭いのする)玉ねぎが育っており、この地域全体が「シカゴ」と呼ばれるようになったのです。現在のシカゴで野生の玉ねぎを見つけることはできませんが、大都会シカゴの昔を垣間見ることのできる面白いエピソードではないでしょうか。

次のページ一時は閉校になっていたシカゴ大学

KEYWORDS:

オススメ記事

山内 勇樹

やまうち ゆうき

株式会社Sapiens Sapiens代表取締役。留学コンサルタント。1980年長崎生まれ、広島育ち。高校時代は体育高校で偏差値39だったが、高校卒業後アメリカ・カリフォルニア州に渡米。公立短大であるLong Beach City Collegeへ入学後、編入でUCLAに入学、卒業。脳神経科(Neuroscience Major)専攻。2006年より、日本にて、留学サポート・英語指導に関するサービスを提供。英語力はTOEIC990点満点、TOEIC SW400点満点。Sapiens SapiensHP:http://sapiens-sapiens.com/



★下記問い合わせフォームから、質問を受けつけています★ 














この著者の記事一覧