家計再生のプロだって “欲望に弱い”。カードは「使わない」ではなく「持たない」
自分の欲望を否定せずに、認めてみよう
◆自分の欲望も計画に組み込んでマネジメントせよ
ダイエットは、「食べない」「ひたすらガマン」といったような極端なやり方を続けていると反動がくることは皆さんもご存知でしょう。まさしく「リバウンド」という言葉がありますね。当然貯金にも同じことが当てはまります。「できることから少しずつやっていこう」というゆるい気持ちのほうが、細く長く続き、挫折しない。
ただし、単に自分のやりたいように生きるのではマネジメントになりません。たとえば、「自分は食べることが好き」ということは認め、週末に好きなものを食べると決める。それを楽しみに、差し引きで考えて、「じゃあ平日は少し食べる量を抑えてみよう」といったように日々を計画的に過ごしてみましょう。
衝動的に「今日は肉の気分だぜ! ステーキだ!」とカロリーの高いランチを食べてしまったりすると、どうしてもマネジメントしにくくなってしまう。そうではなくて、前もって「今度の土曜日は美味しいと評判のあのステーキ屋に行ってみよう」などと最初から自分の欲望も計画のなかに組み込んでしまうのがコツです。