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なぜ30歳から徹夜がキツくなるのか。カギは副交感神経にあった

自律神経研究の第一人者が教える本当の休み方①

男性は30代、女性は40代になると副交感神経の働きが低下するという。それをリカバリーするには腸内環境を整えること。『自律神経が整えば休まなくても絶好調』(ベスト新書)を上梓した、自律神経研究の第一人者の医師•小林弘幸氏が、「本当の休み方」についてアドバイスする。

副交感神経の低下によって、徹夜がキツくなる

 

 男性は30代、女性は40代になると副交感神経の働きが低下しますから、副交感神経の働きを上げるよう常に意識することが重要です。私もガクッと「落ちた」と感じたのは30歳のときでした。次が35歳のときですね。ドンドーンと来ました。

 20代の頃は、外科医だったので、一カ月に1度か2度家に帰るだけの生活でした。それでもどんなに徹夜しても、平気で働けていました。それが30歳になったころからキツくなってきたのです。

 35歳になったときにもっとキツくなりました。何が変わったでもなく、食事が変わったでもなく、仕事量も変わっていませんでした。その理由が何かと考えると自律神経だったのです。

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小林 弘幸

こばやし ひろゆき

1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。著書に『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』(サンマーク出版)『自律神経を整える「あきらめる」健康法』(KADOKAWA)『自律神経が整う時間コントロール術』(小学館)『「ゆっくり動く」と人生がすべてうまくいく』(PHP研究所)など多数。


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  • 2017.06.09