金崎夢生独占インタビュー・点を決めて褒められるより嬉しいことがある
金崎夢生独占インタビュー第二回
色々な選手が集まっていることの強み
――7年前の取材で「自分の性格は?」とお聞きしたら「自分の性格が一番わからない。人の性格はすぐわかるけど、自分の性格はわからない」と。
金崎 あの頃よりはわかってるかな、7年分、自分を観察したので(笑)
――はははは。海外(※)でプレーした期間、まずチームが勝つことにこだわるメンタリティは機能したんでしょうか。自分のために、キャリアアップのためにとプレーする選手もいるなかで。※ドイツと(ニュルンベルク所属:2013年1月~同年9月)とポルトガル(ポルティモンセ所属:2013年9月~2015年1月)
金崎 海外はすごく貴重な経験でした。色々なタイプの選手がいて、実際そういうタイプもいましたけど、僕はそれはそれで良いと思います。そういう選手が上手く絡むことでチームとして試合も勝てますし。
――また海外でプレーしてみたいという気持ちはありますか?
金崎 それはありますよ。やはり海外の良さはすごい感じますし、逆に大変さっていうのも短い間でしたが経験した部分はあったので、今も海外でプレーしている選手に対してリスペクトしてます。単純にすごいなって。
――海外の良さとはレベルや環境ですか?
金崎 やっぱり色々な選手が集まっているっていうのが大きいですよね。日本でやっていれば当然、日本人が多いわけで(笑)。でも特にヨーロッパだと南米からアジアからって本当に色々な国の選手が集まっていて、その中で一つのチームを作り、勝利を目指し合っていくので。それは大変なことも沢山あり、だからこそ面白みを感じることもあって。
――ストライカーとして考えた時に、端的に海外で出来る部分と出来ない部分はどことどこに感じますか?
金崎 本当にフォワードでやっていくなら得点の部分をもっと上げていかないとダメですし、それが皆がイメージするフォワード像だと思います。フォワードは基本、点を獲ってなんぼじゃないですか。そういう風に照らし合わせたら、自分としてはまだまだ得点の部分が全然足らないかなと。海外だと1試合1点以上のペースで獲る選手もいますしね。【第三回は10月22日更新予定です】
【第一回:「変化することに恐れはない」テクニシャンからストライカーへ。金崎夢生独占インタビュー】