ヒロシ もし自分がラブホテルで働いてみたら…
ヒロシさん11月毎日更新 Q11 ブレイク後、一時TVから姿を消している時期がありました。なにがあったのでしょう?(後編)
隠居生活ののち、“普通に働いてみたい欲”が生まれたヒロシさん。でも、人と一緒に働く仕事は嫌。そこでラブホテルの清掃の仕事をやることを思いつきました。
やっぱり二人一組は嫌だ
ラブホテルの清掃、これもいいなと思って一回面接に行きましたね。そしたら二人一組でやりますと(笑)。これは嫌だなと思いました。2人で夜中ラブホテルで一緒にいるのはキツイなと。ネガティブな想像が過ぎますかね? だってそうじゃないですか。絶対そうなんですよ。
そういうわけで芸能の仕事以外は断念することにしました。いまだったらユーチューバーがあったなと思ってます。当時「ユーチューバー」という職業があれば、ダイレクトに目指していたと思います。あと僕は2年前にカラオケ喫茶のお店を開きましたけど、その頃に漠然と喫茶店をやれたらいいなと思っていたんですよね。誰かを雇って、僕は裏に入ってとか。
何だかんだ充電期間は必要だった
いずれにしても僕はこの充電期間は重要だったなと思っています。自分からお笑いの世界から引いていたわけですけど、どうせあのままTVに出ていても同じ結果になっていたと思います。とにかくお笑いのサイクルが速かった。一回TVに出始めると、露出がすごいしネタもすごく消耗する。僕のスタイルだと、3~4分の一回の尺でネタを何個も出さないといけないですし。
これが漫才ブームのときは違ったんです。憧れていたツービートさんだって僕の感覚では、『花王名人劇場』とかに出て新ネタをおろすのは半年に1回くらい。それが僕のときは毎週新ネタ状態で、これってお笑いの世界ではそれまでないことだったんです。でも僕はそんなに面白いネタがポンポン出てくるような天才じゃなかった。事実「ヒロシです」のネタも1年弱で使い果たしましたし。いま振り返るとそういう限界も感じていて「TVはもう向いていないです」と言ったのかもしれません。
明日の質問は…〈Q12 これまでの人生で「どん底」はいつだったんですか?〉です。
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撮影協力:東京ベイ有明ワシントンホテル