長篠城でふんどし姿と陣羽織
鈴木輝一郎 戦国武将の史跡を巡る 第39回
岐阜在中の歴史作家・鈴木輝一郎がゆるりとめぐる、戦国武将の史跡。
つい見落としてしまいがちな渋い史跡の数々を自らの足で訪ね、
一つ一つねぶるように味わい倒すルポルタージュ・ブログシリーズ開幕!
つい見落としてしまいがちな渋い史跡の数々を自らの足で訪ね、
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今回は織田・徳川連合軍対武田勝頼の『長篠の戦い』のあったところ。
場所は東名高速道路・豊川インターをおりて国道191号を19キロ走った場所。
黒沢明『影武者』などの映画で有名な合戦なんですが、実は攻城戦と野戦が複合した、めずらしいタイプの合戦です。
いつもだとちゃちゃっと見てまわれることが多いんですけど、今回は東西四キロにわたる、かなり広い古戦場です。
今回も自動車での見学は必須、かな。
とりあえず長篠城址にいくと、合戦の看板が立ててあります。
長篠城は宇連川と豊川が合流する三角地にあって、しかもこの川はふたつともかなり渓谷が深い。
奥平信昌はわずか五百の兵で武田勝頼軍1万5千の攻撃を1ヶ月以上こらえたそうですが、この地形をみれば納得します。渓谷の深さは、写真ではちょっとわかりにくい。ごめんなさい。
『新城市長篠城址史跡保存館』のFacebookのページ
https://www.facebook.com/nagashino1575
の写真のほうがわかりやすいかな? この、二つの川が合流しているところの、谷のてっぺんの、ちょこっと木がないところが長篠城です。
ちなみにこのFacebook、けっこうこまめに更新しているので参考になります。
城址内にはいると、城郭の堅牢さはちとわかりにくくなります。ざんねん。
長篠の合戦のヒーローのひとりに『鳥居強右衛門(とりいすねえもん)』という人がいます。
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