植村直己、栗城史多、野口健…ロマン溢れる男の登山本3選
【旅する書棚。①】さまざまな旅先に持っていきたい本を毎回3冊ずつ紹介。
かつて寺山修司は「書を捨てよ町へ出よう」と言ったけど、本がスマホにその座を取って代わられた今こそ、僕らはあえてこう訴えたい。「書を持って旅に出よう」。男の旅には、相棒のような一冊が必要だ。さまざまな旅先に持っていきたい、そして読むだけで旅の気分が味わえる3選。
山ガールが定着した今だからこそ
男子は「ロマン」にこだわりたい!
軽装で行けるアウトドアも楽しいけれど、小さい頃に読んだ植村直己の伝記のように、冒険みたいな山登りにも憧れるーー。
そんな心境にぴったりな3冊をご紹介。
山岳大全シリーズ①
『山岳装備大全』
山と渓谷社
オトコの登山は、道具にこだわるべし!
雑誌『山と渓谷』の人気連載を単行本化。トレッキングブーツやバックパックからテント、ヘッドランプに至るまで、登山に必要なあらゆる装備を写真入りで詳しく解説。すべてのアウトドアユーザーのための決定版!
『一歩を超える勇気』
栗城史多
「やりたいけど踏み出せない」あなたへ
エベレストを登りながらのインターネット生中継という世界初の偉業を成し遂げた若き登山家・栗城史多氏。夢もなく、元ニートの彼はなぜ挑戦し続けられるのかーー夢を叶えるヒントが詰まった一冊。
『100 Remains』
野口 健+田中朝子
100のゴミから、登山者へのメッセージ。
ヒマラヤの清掃活動や数多くの基金などでも知られるアルピニスト・野口健氏が山で収集した「ゴミ」の数々。親交の深い美術家・田中朝子氏が集めた彼の100の「言葉」を通して、環境問題の本質を問いかける。
今週末はバッグに本を詰めて、ふらり旅に出かけてみては?