本田翼がエド役・山田涼介を見て思った「辛い場面」
12月1日(金)公開の映画『鋼の錬金術師』公開記念スペシャルインタビューの完全版を配信!
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いちファンでもある本田翼が語るハガレンの魅力
本気のマンガ好き、ゲーム好きで知られる本田翼だが、『鋼の錬金術師』については、写真集でコスプレを披露するほど大好きな作品だ。今回、実写映画化を手がけた監督は、映画『タイタニック』にもCGアニメーターとして参加した曽利文彦。そのためCGの出来にも注目が集まったが、その迫力は映像を観ても分かるように圧巻だ。彼女も完成した作品を見て「『ホントに日本の映画なの?』って思うクオリティでビックリしました」と振り返る。
本田 CGの入るシーンはグリーンバックでの撮影も多くて、炎を出すマス タング大佐役を演じたディーン(・フジオカ)さんは「オレ、指パッチンだよ。火、出てんのかな?」ってずっと言ってました(笑)。エドを演じた山田(涼介)さんも、 アルと喧嘩するシーンでは、目の前にいないアルを殴らなきゃいけなくて。エドにとっては辛い場面で、本当に感動のシーンなんですけど『エドを演じる山田さんも辛いな…..』 って思いながら見ていました。でも曽利さんのことを信じていましたし、 完成した映像は本当に想像以上のスケールで感動しました。
『鋼の錬金術師』で描かれる兄弟の成長や、自己犠牲の尊さ、その対局にある人間の身勝手さといったテーマは、大人が見ても奥深く感動的だ。本田翼もこの作品の「一人ひとりのキャラクターが魅力的なところ」と「ストーリー」が何よりも好きだという。
本田 本当に感動するし、全部の話に感情移入して応援したくなっちゃうん です。少年マンガって、バトルに勝って話が進んでいくことが多いですけど、ハガレン(『鋼の錬金術師』)は勝つだけじゃ何も得られないこともあったりして、その葛藤も凄くいいなって。今回の映画は、原作で名シーンと言われる場面はほとんど入っていますし、アクション・エンターテインメントとしても楽しめますけど、私はストーリー自体が何よりいいなって。意外な ところでうるって来ちゃうポイントもたくさんありますし、2人の兄弟 の行く末をついつい見ていたくなってしまう作品です。
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映画『鋼の錬金術師』
12月1日(金)全国ロードショー!
タブーである人体錬成の錬金術で、左脚と右腕を失った兄・ エド、身体すべてを失った弟・ アルの兄弟。エドはすべてを取り戻すため、鋼鉄の義肢をつけ た国家錬金術師となり......。絶望の淵から全てを取り戻す旅に出た兄弟の波乱に満ちた冒険と成長のストーリー。出演:山田涼介、本田 翼ほか、原作:「鋼の錬金術師」荒川 弘、監督:曽利文彦、配給:ワーナー・ブラザース映画
本田 翼
1992年6月27日生まれ、東京都生まれ。モデルとしてデビューし、 現在は『non-no』『Sweet』『MORE』など出演多数。女優として も活躍し出演作にドラマ『恋仲』、 映画『アオハライド』『少女』など。現在は日本テレビ系ドラマ『奥様は、取り扱い注意』に出演中。映画『今夜、ロマンス劇場 で』が来年2月に公開。