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ライターの「生死」を分ける4つのポイント

生き残るための、これが最低限 ライターは稼げるか?③

①信用第一!

締め切りを守ることが「信用」につながる

 まず大事なことは、編集者を「この人に頼んで大丈夫か?」と不安にさせないことだ。そのためには、締め切りを守る。締め切りより先に、原稿を書いて送る。そして本当に締め切りに間に合わないときには、編集者に連絡を取り、理由を説明してわかってもらう。もちろん、交通事故や喪主にならなければならないような葬儀、急病などの場合に限ってである。

 筆者の場合、はじめてやりとりをする編集者の場合には、とくに早く原稿を送るよう意識している。そうすることにより、「この人はちゃんと期限を守り、余裕をもって仕事をしてくれる人なんだ」という安心感を与えることができる。

 締め切りを守る、約束を守る。こうしたことを積み重ねる。そうすると今度は編集者の側もとくに締め切りを提示しなくなってくる。これは一定の信頼を得た証と言っていい。

 もちろん、だからと言って気を抜いてはならない。その信頼に応えるべく、取材の必要なものは日程が決まり次第編集者にも連絡を入れ、取材後数日中には原稿を送る。取材が必要のないものも、手帳を見つつ書ける日を積極的に探し、書ける日に書いて送る。

 この流れができれば自然と仕事をお願いされるようになる。

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小林 拓矢

こばやし たくや

1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。フリーライター。単著『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)、共著に首都圏鉄道路線研究会『沿線格差』『駅格差』(ともにSB新書)など。


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