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ライターの「生死」を分ける4つのポイント

生き残るための、これが最低限 ライターは稼げるか?③

②リピートを増やす

 一回原稿を書き、編集者がよいと思った場合、また原稿を依頼されるということがある。こういった「リピーター」がいると、ありがたいものである。

 そのためには、最初の原稿で完成度の高いものを出し、あまり修正されることがないようにする。これは単に誤字脱字に気をつけることもそうだが、もっと大事なのは構成や視点といった、本文の骨格に気をつけることだ。ここのクオリティが低いと編集者に余計な手間をわずらわせてしまうことになる。

 逆にここがしっかりしていれば、編集者に「このライターにはまた仕事をお願いしたいな」と思ってもらえるものだ。

 また、編集者には適宜、自分から企画を提案することも重要だ。これには単純に編集者から「気にかけてもらえるようになる」効果もある。企画を提案して採用されないでへこむことも多いものの、そのうちに採用されるようになる。一度採用されればシメたものだ。やがて編集者からも記事執筆を提案されるようになる。

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小林 拓矢

こばやし たくや

1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。フリーライター。単著『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)、共著に首都圏鉄道路線研究会『沿線格差』『駅格差』(ともにSB新書)など。


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