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ライターの「生死」を分ける4つのポイント

生き残るための、これが最低限 ライターは稼げるか?③

③他の人には負けないものを

 もしあなたが、日本でトップクラスに詳しいことが何かひとつでもあれば、それだけでその分野のライターになれる。そこまではいかなくても、何か得意なことがあれば、それについて記事を書くことはできるようになる。

 筆者自身は最初、社会問題について多く書いていた。しかししだいに、鉄道についての仕事が増えていった。大学時代に鉄道研究会に在籍しており、鉄道のテーマについては他のライターが持っていない知識を持っていたからだ。

 鉄道研究会時代には機関誌の編集長を勤めていただけではなく、時刻表の内容をきちんと把握していたり、ダイヤ改正の動向を追いかけていたり、どこにどんな列車が走っているかが自然と頭に入っていたからだ。

 記事のジャンルごとの収入の内訳というのはデータとして作っていないものの、おそらく鉄道ジャンルの原稿執筆から得た収入が比率としてもっとも多い。

 もし、何か得意なことがあれば、その分野についての仕事をしてみよう。

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小林 拓矢

こばやし たくや

1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。フリーライター。単著『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)、共著に首都圏鉄道路線研究会『沿線格差』『駅格差』(ともにSB新書)など。


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