尽くす恋愛はなぜうまくいかないのか
ベストセラー第2弾!『がんばる理由が、君ならいい』(0号室・著)を発売前に7日間連続先行配信! (2日目)
14万部突破のベストセラー『勇気は、一瞬 後悔は、一生』から1年――25万人を超えるフォロワーから支持される0号室さん(@0__room)の最新作『がんばる理由が、君ならいい』が12月18日(月)より配本開始。発売に先がけて、本の一部を特別に12月12日(火)~18日(月)の期間、毎日先行配信します! 〈第2回〉
[Keyword2 そばにいる奇跡]
君らしい、を大切に
君らしい、を好きになってもらえ
学生時代の恋愛は、まるでうまくいかなかった。恋人への愛の注ぎ方を勘違いしていたからだ。別れたり付き合ったりを繰り返しながら、5年くらい続いた恋愛がまさにその典型だった。
当時の彼女は、普段はサバサバしているが、ときには甘えた感じにもなるいわゆる「ツンデレ系」だった。その両極端ぶりに翻弄(ほんろう)されていたのかもしれない。「ツンデレ」の「デレ」のときに甘えてくる彼女がかわいくて、つい頼れる男を演じてしまっていた。
「困ったことがあったら、いつでも駆けつけるから」
とかっこつけて、相談にのってばかり。本当は僕もたまには甘えたい性質(たち)なのに。彼女を頼りたいと思ったときも本音を出せなくて、次第に一緒にいることに息苦しさを覚えるようになっていた。