冬の満員電車が「ちょっと快適になる」アウターって?
【買う理由があるアウター①】ハタチになったSJが考える、新しい僕たちのスタンダード。
見た目の格好良さとかネームバリューだけで何万円もかけてアウターを買って、結局すぐに流行遅れになって、ヤフオクでも大した値がつかなくて、忘れた頃にはカビが生えて…。そんなことになっちゃうよりは、ちゃんと吟味して「買う意味のあるもの」を買いたいと思う。手の届く範囲で、値段に見合う価値があるかどうか。それが僕らの考える、新しいスタンダードアウターのかたち。
冬の電車は、意外と暑い。
家を出るときは寒いからめっちゃ着込むんだけど、駅に着く頃には、結構汗ばんでることが多い。身体がポカポカ、を通り越して、中に着たニットやコートの中がむわっとしてる、あの嫌な感じ。そのうえ、冬の満員電車の中って、サービスがいいのか悪いのか、これでもかってぐらい暖房が効いてるんだよね。「空調どうなってんだよ」って悪態をつくスーツのオジサンの気持ちもわからなくもない。かと言って車内でTシャツ姿になるのもダサいし、我慢するしかないか…って思っていたけど、ある日〈無印良品〉で売ってるタートルネックニットが、首元だけウールじゃないことに気づいてハッとした。
もともと首がチクチクしないようにそこだけコットン地になってるんだけど、それってつまり普通のニットに比べて暖かくなりすぎないってことなんじゃない?早速試してみたら、オッ、なかなか快適。上着も、湿気を逃しやすいパーテックス素材を使った〈シムススケートスタイル〉のコーチジャケットを持っていけば、蒸れすぎないから、 最悪電車に乗って身動きが取れなくて脱げない!なんてときも心強い。もちろん100%汗をかかない、なんて魔法みたいなことはないんだけど、少しはあの嫌な空間もマシにはなるかな。