乃木坂46 衛藤美彩「肌の露出が年齢順ですよね(笑)」【舞台『三人姉妹』レポート(後編)】
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後編では、舞台初演に先立ち行われたマスコミ向け取材の様子をレポートします!
乃木坂46の1、2、3期生が
チェーホフの名作に挑む。
本作は、ロシアの文豪・チェーホフ原作の四大戯曲の一つで、故郷・モスクワを遠く離れ、将軍であった父の赴任地で暮らす美しき三姉妹の物語。舞台は三人姉妹の自宅の居間から始まる。父が亡くなったあと、慎ましやかな生活を続けていた彼女たち。そんなプローロゾフ家の姉妹たちのもとに、父の部下であったヴェルーシニン中佐がモスクワより赴任。そのことにより、三姉妹の運命が少しづつ変化していく。
衛藤「妹が43人くらいいるので…(笑)
ゲネプロの前に行われた囲み取材には、長女・オリガ役の衛藤美彩、次女・マーシャ役の伊藤純奈、三女・イリーナ役の久保史緒里に加え、演出を手がける赤澤ムックが登壇。女性4名が並ぶ華やかな席となった。
会見では「それぞれどんな役柄ですか?」という質問に対して、衛藤が「オリガはいつも疲れていて、はあ、とため息をついたり、テンションもあまり上がらないので、声の通りかたなど、役柄だけではなく技術面でも難しいところがありました」と悩ましげに語った。伊藤は自身の役を「マーシャは既婚者で、その妻という囲いから、冒険をしたいと強く思っている不思議な役」と話し、既婚者の役作りとして「(左手の薬指に)指輪を稽古中から絶対に離さずつけていて、体の一部になったように指輪をずっと触っていました。旦那さん役の美翔かずきさんとは、たくさんお話しして『夫婦だよ』って自分に言い聞かせました」と初挑戦の役柄に対しての努力を明かしてくれた。
また、久保は「イリーナは、妹らしさがすごく強い子で、モスクワをずっと夢見ています」とコメント。話している途中に恥ずかしくなったのか、ボブカットのウィッグのサイドの髪で顔を隠そうとしたが、長さが足りず断念。「普段は髪で顔を隠せるんですが、この髪だと難しい…」と口を尖らせる可愛らしい一面も。また、稽古中の苦労した点について聞かれると「稽古自体は毎日すごく楽しいなと思ってやらせていただいていたんですけど、イリーナは常にテンションが高いので…それをキープしているのは大変だったかも…、えっと…どうしよう」と何を言っていいのかわからなくなりオロオロ(!)。すると、とっさに隣にいた衛藤が「大変でした、ね(ニッコリ)」とすかさずフォロー。“姉らしさたっぷり”のその姿に、演出家の赤澤は「すでに姉妹感がありますよね」と笑顔で話した。
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舞台『三人姉妹』
2018年1月17日 (水)〜2月4日 (日)
生まれ育ったモスクワを遠く離れ、将軍であつた父の赴任地で暮らす美しき三人姉妹がいた。父亡き後もその地に残り、慎ましやかに生きてきたプローゾロフ家の姉妹たち。 だが寒村での生活は代わり映えなく退屈で、 幼い頃に過ごした故郷モスクワでの豊かな日々を思い出さずにはいられなかった。 ある日、モスクワから父の部下であったヴェリレシーニン中佐が赴任してくる。 愛する故郷からやってきた中佐の存在は、姉妹たち、 そしてプローゾロフ家に集う人々の関係に、変化をもたらしてゆく…。
◆原作:アントン・チェーホフ
◆演出:赤澤ムック
◆訳 :浦 雅春 (「ワーニャ伯父さん/三人姉妹」光文社古典新訳文庫)
◆出演 :衛藤美彩 (乃木坂46)、伊藤純奈 (乃木坂46)、久保史緒里 (乃木坂46)、五十鈴ココ、岡田あがさ、美翔かずき、汐月しゅう、春川芽生、立道梨緒奈/柿丸美智恵/東風万智子
主催:ネルケプランニング Y&N Brothers
チケット:7800円 (全席指定/税込)
公式サイト:https://www.nelke.co.jp/stage/ThreeSisters/
公演に関するお問合せ :東京音協 TEL 03-5774-3030(平 日 11:00~ 17:00)