なぜニットにはトナカイや鹿が描かれるのか?【民族柄の基礎知識(2)】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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なぜニットにはトナカイや鹿が描かれるのか?【民族柄の基礎知識(2)】

冬になると欲しくなる民族柄のアイテム。でも柄の違いやその意味って、意外に知らないよね?

Q. 民族柄のブランドってどこが有名なの?

御三家と言われる老舗ブランドなら間違いはない。

 民族柄をメインモチーフにするファッションブランドは数多く存在するが、伝統的な老舗となると数が限られてくる。その中で一般的に御三家的に扱われるのが、ジャミーソンズ、カナタ、ペンドルトン。いずれもオルテガやセンチネラ同様に職人の技術を拠り所とし、大量生産やロープライス戦略とは一線を画している。国内のセレクトショップなどでも購入でき、ジャミーソンズはセーター、カナタはカウチンニット、ペンドルトンはウールブランケットと、それぞれに代表的なアイテムを是非1つは持っておきたい。

フェアアイル柄最古のブランド「ジャミーソンズ」

本場ならではの美しい発色が魅力的。

 フェアアイル柄の産地であるシェットランド島最古にして、伝統的な草木染めによる製法を現在も続ける唯一のニット工房。20世紀初頭に皇太子時代の英・ウィンザー公がこのブランドをゴルフウエアとして愛用したことが、フェアアイル柄が世界に広まる契機になったと言われる。

ノルディック柄の象徴的な存在「カナタ」

こちらは現代的な遊びを加えたニットガウン。

 ノルディック柄やローゲージが特徴の、カナダのハンドニット専門メーカー。バンクーバー島の原住民が編むニットがルーツで、カナタ(KANATA)は現地の言葉で「村」を意味する。

ブランケットで有名な米国ブランド「ペンドルトン」

珍しい大型のゲートキーパー(ラグ)。

 19世紀後半に米・オレゴン州で創設され、20世紀初頭にウールブランケットの生産を開始。その後、100%ウールのシャツがヒットし、以来100年以上にわたり愛され続けている。ネイティブ・アメリカンの伝統的な柄を連想させる温もりのある幾何学模様が人気。

 

 

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