相模鉄道の新型車両20000系で行くレア路線のミニトリップ
新型車両20000系でもう乗れない相鉄厚木線へ
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かしわ台駅で停車
通常の電車と変わらないスピードで20000系は快調に進む。やがて駅でもないところで減速すると、下り線から上り線に移り、さらに右の線路へと方向を変える。ここは、相模国分信号所という施設であるが、普通の電車は減速もしないで通過するので、気が付く人は少ないであろう。
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相模国分信号所から相鉄厚木線へ
いよいよ相鉄厚木線の短い旅が始まる。90年前の開業当初は、本線であったのだが、今の海老名駅が出来てからは、そちらが本線となり、厚木線は支線に格下げどころか旅客営業を廃止してしまったのだ。現在では、貨物列車もなく、関西方面で製造された新車をJR線を通じて回送するためのルートとして存在意義を見出している。さらに、車両基地が満杯なので厚木操車場が相鉄の電車の疎開場所となっていて、その移動ルートとしても使われている。いずれにせよ、電車に乗ってこの路線を通過するなど、よほどのことがないかぎり体験できないのだ。