別所温泉へ上田電鉄の旅
道中の電車旅を楽しみながら別所温泉へ
「大人の休日倶楽部パス」が1日分余っていたので、北陸新幹線で上田まで往復し、別所温泉へ行ってみることにした。上田駅からは久しぶりに上田電鉄に乗る。別所温泉駅近くに日帰り温泉の施設があり、入浴料と往復乗車券をセットにした「あいそめ湯ったりきっぷ」という割引乗車券を売っていたので、それを買って電車に乗り込んだ。
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あいそめ湯ったりきっぷ発売中
車両は元東急電鉄のものだが、赤、黒、金と結構派手ないでたちに塗り替えられ、六文銭のロゴまで描かれている。地元ゆかりの真田一族をモチーフとした「さなだどりーむ号」という電車だそうだ。停車時間の間、人が乗るとき以外はドアが閉まった状態なので車内は暖かい。コートを脱いでシートに腰かけた。
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上田駅の「さなだどりーむ号」
午後の早い時間のせいか、車内は半分ほどの混み方。ぎっしりと座っていないので、のんびりしている。まもなく発車したので、ロングシートを斜めに座って車窓を眺める。電車はのんびりと千曲川を渡って西に向かう。市街地を抜け、住宅の間をゆっくりと走り、途中で南に向きを変えながら、こまめに停車して行く。少しずつ乗客は減り、大学前駅で学生らしき若者が数人降りていくと車内はすっかり淋しくなってしまった。
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千曲川を渡る「さなだどりーむ号」