時計の「針」と「数字」のトリビア。…いくつ分かる? 腕時計の専門用語(3)
【今さら聞けない腕時計の専門用語辞典(3)】腕時計を語るうえで欠かせない基礎知識&基礎用語を徹底解説!
一般的には馴染みの薄い専門的な用語が多く、その性能や機能も多岐にわたる深淵な腕時計の世界。そんな腕時計を語るうえで欠かせない基礎知識&基礎用語を徹底解説していくシリーズ。
第3回は「腕時計のディテール分類(後編)」をお届けします。
「基本名称」を覚えたら、
次はその「分類」を把握すべし!
連載第1回ではもっともベーシックな「アナログ3針時計」をベースにして、基礎のさらに基礎の用語に絞って紹介したが、連載3回目となる今回は、その中でも「針(時分針/秒針)」「インデックス」の分類について、それぞれ基本となる5タイプを紹介していこう。
「時分針/秒針」のタイプ5選
時・分・秒からなる“3針”タイプが時計の基本
時針(短針)、分針(長針)、そして秒針という3つの針からなる姿が時計の基本形。このような文字盤を持つ時計を一般的に「3針モデル」と呼ぶ。
ペンシル
先端が「鉛筆」のように尖った針
最もオーソドックスな時計針で、細長く先端が尖った鉛筆を思わせる形状のものを指す。
バー/バトン
先端が「棒」のように角張った針
一般に太いものが「バー」、細いものが「バトン」と区別して呼ばれている。
アロー
先端が「矢印」になっている針
スポーツ系ウォッチによく見られる、弓矢の矢のようになっている時分針のことを意味する。
リーフ
「樹木の葉」をイメージした針
柳の葉を思わせる細長いシルエットの針で、上品な佇まいでドレス系なウオッチに多用される。
ベンツ針
短針の先端が「ベンツマーク」の針
車メーカーのメルセデス・ベンツの”スリーポイントテッドスター”をあしらったデザイン性のある針。
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