長澤、綾瀬、沢尻にガッキー、石原さとみ…「女優大豊作時代」を振り返る。
1997年に創刊したメンズファッション誌『STREET JACK』。そのバックナンバーを紐解きながら、当時の若者ファッションシーンを振り返ります。
今では当たり前?なあのジャンルが台頭してきたのも’05年。
そう、「サロンスタッフ」=おしゃれ、という認識が本格的に広まったのがこの頃。’05年前後に起こった「第2次古着ブーム」は、’90年代後半のようにヴィンテージ至上主義ではなく(第1次古着ブーム)、安くて無名な古着もおしゃれな人が着こなし次第でかっこよくなる!という意識が広がった時期でもある。それはやがて「新品だって同じ」という流れになり、ユニクロやH&M、フォーエバー21などのバリューブランドの時代へとつながっていく。
そして、サロンスタッフがもたらした「古着MIX」という新ジャンルは、原宿で多くのフォロワーを呼び、やがて「読者モデル」というまた新たなカテゴリを生み出すことにーー。
2005年という年は、日本のストリートファッションやユース・カルチャーにおいて、非常に大きなターニングポイントといえる年だったのだ。
ついでに、いくつか時代を感じさせてくれる記事をピックアップ(写真を参照)。
今回は今から12年前、2005年の誌面をご紹介しました。
「電車男」や「AKB48」など、オタクカルチャーが市民権を得た元年とも言われていますが、いろんなジャンルの「元年」にもなっていたんですね。