国産スポーツアイウェアブランドの“雄”が作るサングラス
眼鏡を“ファッションの小道具”と捉えている人は少なくない。確かに、服とコーディネートすることで顔立ちを引き締めたり、逆に優しい印象を与えたりする効果もあるアイテムであるのだが……。しかし、眼鏡は「視力矯正器具」であることは間違いなく、眼鏡ブランドのほとんどはそのように明言しているのだ。そこでこの連載では、ファッション性だけでなく、「景色や文字がよく見える」「掛け心地が良い」といった機能性を優先して、一個人編集部が厳選した眼鏡を紹介したい。特に、若い頃とは違った目の悩みが気になるシニア世代向けを中心に、バリバリの働き盛りの40歳代向けも合わせて、国内外の眼鏡ブランドの逸品をお薦めする!
VOL.4 健康志向の現代人をサポートする「SWANS(スワンズ)」
大阪で眼鏡レンズ加工業として1911年に創業した山本光学は、産業安全用保護具・スポーツ用各種アイウェア・眼鏡・光学機器など幅広く製造販売する。そして、その技術をスポーツシーンに応用すべく、1972年に立ち上げたのがこの「SWANS(スワンズ)」だ。優れた機能性とスタイリッシュなデザインのスポーツアイウェアがさまざまなスポーツシーンにおいて、一般ユーザーやトップアスリートの安全で快適な視界を確保する。 ●お問い合わせ/スワンズ・カスタマーセンター☎︎06-6783-7818 https://www.swans.co.jp
スポーツ“初心者”シニアはまず[Airless-Core]を! SACR-0714 MEBL/13,200円(税込)
現代人の健康志向は数年前から活性化していて、趣味としてスポーツを楽しむ人たちが著しく増加している。中でも手軽に始めることができるランニングやサイクリング(自転車通勤)、トレッキングは老若男女を問わず人気が高まっている。それに伴って野外活動中の目の保護、特に紫外線対策からサングラスの需要も高騰している。
ところが、従来のスポーツサングラスは「激しい動きでもズレないホールド力」や「レース中の駆け引きで目線を読まれないためのミラーレンズ」といった機能が突出! つまるところ、かなり“イケイケ”な見た目は熾烈なバトルを繰り広げるトップアスリートならいいけど、趣味で楽しむ程度の一般ユーザー……特にほどほどの運動量で満足するシニア層は「ワシらには似合わん」と敬遠していたのだった。
そんなアクティブシニアにお薦めなのが、この[Airless-Core(エアレス・コア)]だ。丸みを帯びた優しいフォルムは他のスポーツサングみたいに“イケイケ”な印象を与えないので、コンサバなシニアのスポーツスタイルにもマッチ! しかも、たった20gという軽量さと柔らかく包み込むようなホールド力を発揮するラウンドテンプルとノンスリップラバーのおかげで、運動中にサングラスを着用したことがない人でも違和感なく掛けることができます。また、角度や向きを自由に調整できるノーズパッドがフィット感をアップし、なおかつ外した際に跡が残りにくいのも嬉しい!
[er-1]が週末ゴルフをより楽しくする! ER1-0167/15,400円(税込)
ここ最近、ゴルフブームが再燃しているらしい。女子プロのツアーは観戦者数&視聴率がうなぎのぼりらしく、その影響で色とりどりのウェアを身に纏った女子ゴルファーが各地のゴルフ場を賑わしていると言う。
しかし、ニッポンのゴルフを支えているのは、足繁くマイコースに通うシニアゴルファーなのだ。そして、彼らは広くて遮るものがないフェアウェイの上では、紫外線を防ぎ、ボールや芝の視認性を高めるサングラスの必要性を週一ごとに痛感しているのだが……。またしても(先述の[Airless-Core]と同様)、トッププロが掛けているようなスポーツサングラスは「ワシらには似合わん」と思っているようだ。
そんなシニアゴルファーには、ぜひともこの[er-1(イーアール・ワン)]を掛けて欲しい。太めのリムが印象的なスクエアシェイプはスタイルやウェアを選ばないので、シニアも安心して掛けることができるはずだ。こんなカジュアルテイストにもかかわらず、フレームはスポーツタイプを同じ素材を使用しているので柔らかく包み込むようにホールド。また、汗をかいても滑りにくいので、プレー中でも快適に掛け続けることができるのだ。
レンズにはボールや芝の視認性を高める「ULTRA LENS for GOLF」を採用。このサングラスの開発に携わった石川遼プロは「着用すると視界がハイビジョンになったようによく見える」と絶賛! この[er-1]を掛ければ、スコアがアップするのは間違いない。
[er-3]で安全かつスムーズにドライブ! ER3-0170 CKS/15,400円(税込)
スワンズのドライビング用レンズ「ULTRA LENS for DRIVING」は、レーシングドライバー・山野哲也氏が開発。レーシングドライバーは非常に速いスピードでも路面の状況や、周りのクルマや人の動きなどを把握できる能力を持っている。そんな特別な能力と技術を持った山野氏が、安全運転に特化したレンズを開発してくれたのだ。
山野氏は「濡れて滑りやすそうな路面、継ぎ目があってショックが来そうな路面、そして注意するべき看板や標識、もちろん前走者のブレーキランプを見極めることが安全運転には大切です」とアドバイス。そして、彼の指摘するところがよく見えるのが、この[er-3(イーアール・スリー)]なのである。
落ち着いた印象を与えるスクエアシェイプだから、シニアのドライブファッションにもマッチ。また、自分の鼻の形状に合わせて幅を調整できるノーズパッドが、掛け心地の良さをアップする。
毎日の自動車出勤はもちろん、週末のドライブや帰省などで家族を乗せて長距離を走る際は必須のサングラスだ。