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“仮想通貨バブル”終焉。しかし「ブロックチェーン」は進化し続ける

「仮想通貨元年」の幕引きと、ブロックチェーン時代における「ウォレット」の必要性

■仮想通貨ウォレットの必要条件

 取引所のサービスにも「ウォレット」という文字を見かけることがあるが、Gincoとは機能の面で決定的に異なる点がある。

 資産のコントロール権にあたる「秘密鍵」が、サービス提供者のサーバ上で保管されるか、ユーザーの端末上で個別に保管されるか、の違いである。

 前者をサーバ型、後者をクライアント型と呼ぶが、日本の仮想通貨ホルダーはクライアント型の利用率が低く、ハッカーの攻撃対象になりやすいサーバ型を利用しているユーザーがほとんどだ。

 後者の利用率が低い原因に、初心者でも気軽に扱える分かりやすいサービスがないことや、複数の通貨を一括して管理できるウォレットが限られることが挙げられる。

 Gincoは、仮想通貨やブロックチェーンに詳しくない人であっても、気軽に安心して利用できるUIを備えている。

 近日予定されているアップデートでは、これまで対応していたEthereumに加え、Bitcoinに対応し、異なるブロックチェーン上のデジタルアセットを扱えるようになるという。

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森川 夢佑斗

もりかわ むうと

京都大学在学中にAltaApps株式会社を創業し、仮想通貨のウォレットアプリ開発やブロックチェーンに係るコンサルティングを行う。現在は、株式会社Gincoの代表取締役として、仮想通貨時代の新たな銀行の構築を目指す。著書に『ブロックチェーン入門』(ベスト新書)、『一冊でまるわかり暗号通貨2016~2017』(幻冬舎)など。


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