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「かまわぬ」「あさくさ」…江戸時代の判じ絵が面白い

絵文字進化論第1回【後編】

●「判じ物」

 筆者の母国ロシアにも、1881年~1918年『判じ物』という雑誌が刊行されていました。なんと表紙の雑誌タイトルからして判じ絵になっています。ドレミのレ(re)+ キリル文字のБ (英語のBと同じ) + ひげ (us) = rebus「判じ物」という意味になります。

写真を拡大 図5 ロシアの雑誌 «Ребус» (判じ物) の表示、1881年

 このように、判じ物の文化は西洋にも古くから存在し、絵と文字を組み合わせる、絵と文字で遊ぶことは、東西共通の発想だと言えます。

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シャルコ・アンナ

1988年生まれ。ロシア、シベリア地方出身。地元の大学で日本語を勉強し始めたことをきっかけに、日本の文字文化に魅了され、国費留学生として来日。2012年に早稲田大学の大学院に入学して、笹原宏之教授の元で日本語の文字・表記について研究を続けてきた。ポルトガル人と国際結婚して、1歳の息子を子育て中。現在はイギリスに在住。


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