5ch冒険家×カメ五郎が語る「僕らがサバイバルの世界に足を踏み入れたワケ」
冒険家の春間豪太郎、人気野宿家のカメ五郎が待望の対談!
■アウトドアで大切なものは「針と糸」
春間 モロッコの旅のときにサボテンを見て、これをちゃんと処理できたら、水分とれるのになぁ、と思いました。
カメ サボテンは重要な植物ですね。水分だけでなく、トゲは裁縫の針にも使えますしね。
春間 ああ、それはいえます。糸と針があれば、テントや幌の修繕もできますし。
カメ アウトドアで意外に大事なのは「糸と針」だったりするんです。天然であの細さ、鋭さ、丈夫さをもつサボテンのトゲは優秀だと思います。トゲは活用の場が多く、トゲトゲのある木の枝を川に沈めておけば魚が捕れます。
春間 カメ五郎さんは仕掛け罠もよく作られますよね。それは多摩川で学んだのですか。
カメ いえ、子どものころから野山遊びばかりしていまして。というか、近所の家は山ひとつ向こうみたいな秘境で育ったので、そんな楽しみしかなかったんですよ。おかげで、人が多い都市部ではコミュニケーションが取れない人間になってしまいました(笑)。
春間 そうですかぁ。愛されキャラじゃないですか。
カメ いろいろな批判も受けますよ。動物を解体して食べる行為に対してとか。まあ、普通の人はそう思うでしょう。
春間 でも、人が食べる肉も誰かが屠畜し、解体してくれているから、われわれの口に入るわけですからね。このことは、もっと考えてもらいたいと思います。