宗教から科学へ。ダイエットを一変させる「カロ貯」革命
健やかにやせる女性が続出中!「カロリー貯金」とは
■「教祖」だった鈴木その子さん
苦しいときの神頼み、という言葉が何より当てはまるのがダイエットかもしれません。実際「ダイエットの教祖」と呼ばれたりする人もいます。かつて『やせたい人は食べなさい』という著書で、白米を食べて痩せるという当時としては異色の方法を提唱した鈴木その子さんもそのひとりです。
彼女を取材した際、自宅に招かれたのですが、鈴木式ダイエットで救われたという女性たちがかしずく光景はどこか宗教的でした。また、いきなり手を握られ「私はこれだけで健康かどうかがわかるの。あなたは大丈夫ね」と言われ、驚いたものです。こうしたカリスマ性があればこそ、彼女は「教祖」になれたのでしょう。
というのも、ダイエットでは食欲という本能を上手にコントロールしなくてはなりません。誰かの教えを心から信じ、徹底して実践するくらいでなくては成功は覚束ないという気分になっても不思議はないのです。そのため、巷にあふれるダイエット法は大なり小なり宗教的だったりもします。
そんななか、斬新かつ手軽な方法として脚光を浴びているのが、ホネホネロックこと東城薫さんの「カロリー貯金ダイエット」です。これは、摂取カロリーが消費カロリーを下回れば体重は減る、という科学的原則に従い、痩せるための「カロリー貯金」を積み立てていくもの。1㎏減らすための目安は7200kcalですから、一日あたり300kcalずつの貯金なら、24日間で1㎏、確実に痩せられる計算です。貯金さえ継続できていれば、この食材は禁止だとか、何時以降は食べてはいけないといった「縛り」もありません。
いわば、宗教から科学へというダイエットの革命です。彼女はその有効性を自らを実験台のようにして確かめ、ブログや本にまとめています。そこには拒食や過食といった、ダイエットで起こりがちなトラブルへの対処法もあり、彼女いわく「私の場合、基礎代謝<摂取カロリー<消費カロリーにするのがコツ」とのこと。拒食や過食については、自然にまかせればおさまるといった声も聞かれますが、飽食の世の中で「自然」であり続けることは容易ではありません。カロリー貯金ダイエットではそこを「科学」の力で乗り切るのです。
神頼みではなく、カロリーと体重という科学的根拠で痩せましょうというダイエット革命。あなたもぜひ、参加してみませんか。