面接で推すべきもの・推しすぎるとよくないもの
実績は「自慢してる」ぐらいPRせよ。“御社愛”は…
■PRのポイント「具体的に」
ここからは転職の採用過程における、具体的アドバイスを聞く。まず履歴書の書き方だ。どんな点に注意すべきなのだろうか。中原氏がポイントとしてあげるのが「具体的に書く」こと。
「面接官や書類選考する方からすると、まだ会ったことのない人の経歴をみて、抽象的なことが書いてあると全くイメージがつかめません。なので『○○の案件ではこういうお客さんに対してこんなことをしました』という具体的な成功事例のストーリー、そこから導き出される強みを5W2Hのように具体的に書く。それがあればその人が立ち回っている場面がイメージできる」
こうした成功事例は、自分で「自慢してる」と感じる位でちょうどいいのだそう。
「自分では自慢しすぎているかな、というぐらいがいいと思います。どれくらいすごい仕事をしてきたのか、というのは自分では全然実感できていないもの。アドバイザーと転職希望者の会話で『そこは全然PRした方がいいよ!』というのはよくあります」
面接でも、こうした実績はバシッとアピールすべし。
「謙遜気味に言ってそれを汲み取ってくれると思うと大間違いです。『ちょっと、自分では実績が出せたかなと思っています…』と言うのと『この案件は私がやりました!!』という風に言うのでは全然インパクトが違う」