食べてもやせていく「ヘルシースナッキング」のツボ
間食する人ほど「健康」と「理想的な体型」が手に入る!
■大切なのは食べ方の組み合わせ
理想の体型に近づくために注意しなければいけないのは、やはり摂取カロリーだと思い込んでいませんか。だからこそ、レストランのメニューや、コンビニ食品の成分表示を入念にチェックして、食べ物のカロリー数値とにらめっこしている方が多いのはそのためです。
私たちは食べ物からカロリーを摂って、それをエネルギーに変えて活動しています。いってみれば、これは車でいうところのガソリンですね。ただし、ガソリンが余れば車なら次の運転のときに使えますが、人間の場合はそうもいきません。
余ったカロリーは脂肪になってどんどん体重を増やしてしまうのです。
だから、ダイエットのためには、カロリーオーバーしないための厳密なカロリー計算が必要だ、とずっと考えられてきたのです。
ところが最近、「カロリーではなく、食べるものの質と組み合わせの方がずっと大切だ」ということがわかってきました。
事実、摂取可能カロリー内だからといって、三食ケーキばかり食べていたら絶対に太ります。ところが同じカロリー量でも、バランス良く栄養を摂る食事をしている人は体重が増えません。逆にカロリーが少なくても、体脂肪になりやすいもの、糖質が多いものを食べていたら、まったく逆の結果になってしまいます。
総カロリー量を抑えているからといって、太らないというわけではないからです。
いわゆる「食べてないのにやせない」人は、摂取している栄養バランスが良くないのが原因です。
体内でエネルギーを作り出すための回路を図にした「TCAサイクル」をみてください。すぐにわかるのは、複数の栄養素を摂ることで、はじめて体内の脂肪が消えていくという事実です。カロリー数値の帳尻あわせで四苦八苦するよりは、この表を参考に、食べたものをエネルギーに変えるための食物バランスを意識した方がずっと効果的で、それが「ヘルスナ」の仕組みなのです。