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「ヘルシースナッキング」に最高の5つの食材!

間食する人ほど「健康」と「理想的な体型」が手に入る!

■甘みもあってビタミンも補える果物類

「ゆで卵やチーズじゃおやつにならない。甘いものが食べたい!」という人には、果物がおすすめ。

 ミカンやりんご、キウイといった果物類は、ビタミン類が豊富な一方カロリーは抑えめ。つまり、甘みが欲しいときにはうってつけの「ヘルスナ」食材といえます。56ページでも紹介したように、果物の甘みは約60%が「果糖」によるもの。この果糖は血糖値を上げにくく、ダイエットに向いた性質を持っているのです。

 また、果物に含まれる食物繊維は「水溶性食物繊維」です。糖質の吸収を緩やかにする性質がありますから、血糖値の急上昇を防いでくれます。さらに、コレステロールなどの余分な脂質の吸収を抑制する作用も注目です。

 そんな果物の効果はドライフルーツでも同じ。ただし、そのときにはなるべく加糖されていないものを選ぶことが大切です。市販のドライフルーツは砂糖漬けになっていることが多いので、成分表示を必ずチェックして選ぶようにしましょう。

■腹持ちがいいナッツ類

 ナッツは別名「天然のサプリメント」といわれるほど、多くの栄養素を含んだ優れた食材です。たとえば、アーモンドには、若返り効果のあるビタミンEや食物繊維が豊富。ピスタチオは貧血予防になる鉄分やカリウム、クルミは生活習慣病の予防になるαリノレン酸や、ビタミンA、B2を多く含んでいます。

 また、油分が多いように思われるかもしれませんが、ナッツ類の脂質は不飽和脂肪酸です。これには比較的太りにくい性質があり、その一方で脂質のせいで腹持ちもいいーーつまり、ヘルシーで栄養価の高いおすすめのスナックなのです。

 ただし、カロリーには注意が必要です。カシューナッツは一粒9キロカロリー、クルミはなんと一粒40キロカロリーもあります。あらかじめ小分けにするなど、食べ過ぎないように工夫しましょう。種類によって栄養素にもばらつきがありますから、複数のナッツを混ぜ合わせてオリジナルのミックスナッツを作ってみるのもいいですね。

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菊田 恵梨

健康食品メーカーに10年間勤めた後独立し、2015年に株式会社ボディトーンを設立。スポーツ栄養のプロ・アスリートフードマイスターとしての知識と経験を活かし、栄養指導、セミナー指導、コラム執筆など、多方面で活躍している。


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  • 菊田 恵梨
  • 2018.06.19